サイクリング日和
11月になりました
11月になるのを待っていたかのように島も一気に冷え込みました
街角の蔦もいつの間にかまっかっかになり
もうそろそろ散り始めようかなという感じ
そろそろ冬のニオイが空気の中に漂いだす、そんな季節です
こうなると
近づく冬を思ってちょっと身構えてしまいますが
定休日だった火曜日は秋がちょっと後戻り♪
うだうだおしまいにするには惜しいようなお天気だったので
ちょろっとチャリで走ってみることに…
前回の「お久しチャリ」で体力低下を突き付けられたので
今回はとりあえず目標を大久に定めて出発です
大久までは峠がひとつ!
そう思うとちょっと足取りも軽くなります
…実際はそうたいして軽くない…
水産高校を横に見ながらの飯田の湾沿いは
島には少ない、海をみながら走れる平地のひとつ
笑
このあたりはすいすい気持よく走れちゃいますよ~
このまま塩浜あたりまで走ると
ほんとにラクチンなポタリングコース
ママチャリでもお子様連れのサイクリングでも楽しめます
副店長さんは小径のタイレルで…
今回私はアンカーで…
タイレルはかなり走れる小径なんだけど
私の脚力だと容赦なく坂道が続くこの島を走るには
やっぱりロードがいいねと痛感…
さて
自転車のチョイスがよかったのか
最近コギストしなくなってきたテンさんとのお散歩で体力ついたか
はたまた前回のちょろっとチャリで若干の足慣らしができたのか
第1目標だった大久まで来たけれど
まだもう少し行けそうだねということで第2目標を卯敷に設定
余裕しゃくしゃく…というわけではもちろん無い私としては
ちょっとドキドキの大久通過です
この先に行ってしまえば
先に進むも引き返すもほぼ同じという
坂道地獄に挟まれた状況になりますもんね
というわけで
結局
まあここまで来たら先に行っちゃうか…ということで
布施→中村→西郷コース決定
笑
針葉樹が多く高度も低い隠岐の島の山は
紅葉はあまり見られないのですが
それでも黄色や茶色に模様替えが進んだ秋の山を眺めつつ
ひたすら漕ぐ…
途中
布施地区に暮らすDIY女子ハルさんにばったり
自慢の薪ストーブを見学させてもらいました
空き家を自分の思いと力でコツコツ改修
薪ストーブの設置もほぼ自分でやってのけたのだとか
棚には火の神様を祀った
これまたお手製の小さな祭壇
前夜ここでみんなで火を囲んだのだそうですが
その楽し気な余韻がまだ若干残る空間は
なんともいえず温かな空気感で満ちていました
隠岐にどっぷりはまりこみ
島のくらしを楽しんでいるんですな
(^^♪
できることなら目の前にある「たけのや」さんで麦酒を買いこんじゃって
このまま泊まり込みで一緒に火を囲みたいくらいでしたが
さすがにそうもいかない
…当たり前…
この日走ったのは島の東側なので時が経つにつれ山影に入って寒くなる…
後ろ髪を惹かれつつも「また今度!」と
薪ストーブと ハルさんにお別れし、いざ西郷!
中村集落に入った頃にはおなかもぺこぺこ
この地区にある「水原商店」さんで腹ごしらえしたい気持ちもしたけれど
容赦なく落ちていくお日様に背中を押されるように
店長さんが持ってきた飴玉でしのいで中村通過
最後の難関中村の峠越え
だらだらと登りが続くこの坂道は
消耗しつくした貧脚にはかなりきついものがあるのだけれど
名水ポイントだったりかぶら杉だったり
ところどころに見どころがあるのでふんばれます
そして …
この峠道は中村集落のみなさまの生活道路
私は以前中村小にお勤めしていたものだから
割と知っているドライバーさんに出会うのです
教え子ちゃんに声をかけてもらったことも…
だからへばって歩いているところを見られてはならぬという
しょぼい見栄もちょこっとあったりして
笑
とはいえ
へろへろ乗ってるところを見れば
どう見てもへばっているのはバレバレですけどもね
(;・∀・)
そんなこんなで
峠を登り切り、島後で一番長い新武良トンネルをビビリながら抜け
紅葉が進みつつある銚子ダムを左手に眺めつつ長い長い下り道へ
もうそこからはクールダウン
なんとかかんとか5時前にブンテンまで「とうちゃこ」しました
大きなま~るい島、島後
その地形を生かして
ぐるっと1周、西周りの半周、東周りで半周、とコースは設定しやすいけれど
貧脚チャリダー泣かせのゲキサカだらけ
どこをどう走っても結構しんどい…
ただ
その坂をひーひー登ったぶんだけ
走った後の爽快感と達成感はたまらないものがあります
疲労困憊、途中、もうやだ誰か軽トラで迎えに来てくれ、と何度も思うのに
走行後はついうっかり「楽しかったね~!」なんて言ってしまいたくなる不思議
笑
秋の隠岐サイクリングを楽しめるのもあとわずか
自転車でちょろっと走ってみませんか?
港前の観光協会でレンタサイクルを借りることができます
観光協会ホームページ
ぐるっと1周