1週間ほどの『訳ありインドア生活』を一応終了し、隠岐の島に帰ってまいりました。前回のブログのあの夕景の写真、実は某病院の窓からの景色。まさかまさかの「入院生活」を送っていたのであります(;’∀’)
本土で入院生活を…となると、よほどの病だったか?はたまたヘリで飛ばされたのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
本人は現在至って通常モードの生活に戻っておりまのでご安心くださいますよう…
事のおこりは、先週の火曜日。
我が息子の「個人面談」と、天野紺屋さんへの買い付けのために、本土に向かいました。久しぶりの高速船、海の旅♪夜は息子とおいしいもんでも食べましょうかね♪♪…と、コロナに対する若干の緊張感は少々ありながらも、ごきげんででかけました。
面談前の腹ごしらえは、上陸時の定番、モスバーガーで。舌鼓をうちつつのランチタイムだったんだけど、シェイクを飲み干したところで、突然みぞおちあたりにちくりとした軽い痛みと違和感が生まれました。
冷たいものを一気に飲んだからね、と、たいした気にもとめずに、その後あれこれと用事をすませて面談へ…。
その間も、残り続けた胃の痛みと違和感は、消えるどころか、じわじわとその度合いを大きくしていくのです。
面談が終わった時点で、ゆるまない痛みに少々の不安を感じ始めましたが、とりあえず大ファンである天野紺屋さんにお会いできるというわくわく感をもってその不安を封印し、広瀬町まで約1時間ほどのドライブ。
「まあそのうちに…」という淡い希望は希望のままで…なんとかかんとか天野紺屋さんでの買い付けを終え帰路についたところあたりから、痛みの増幅度は急速にあがっていき…
松江までの道中では、数度車を停めて休憩をとらなければならないほどになってしまいました。
ぬぬぬ…
夕ご飯は、久しぶりに息子とごはんでも…あわよくば焼肉かな~♪なんて思っていたのに、焼肉どころか、これでは息子と合流も無理…と判断。
急遽ホテルをおさえてチェックイン、タクシーで病院へ…
あえなく「幽閉」確定と相成りました。
病名は、なんと「盲腸」(;’∀’)
まさかまさか…
のんきに出てきた本土1泊旅で、盲腸発症の憂き目をみるなんて…涙
「今更盲腸かよ~!」と笑った友に「うつしてやる」と憎まれラインを返したけれど
若干の悔しさはありつつ私も同じ気持ち。
ここで盲腸…
イマサラ盲腸…
とほほ…
盲腸って、普通みぞおちから胃へ、右下腹部へ…と痛みが移行していくらしいのですが、私の場合、なかなかみぞおちから痛みが降りていかず、若干の疑惑は残しつつも、
CT画像などを総合的に見てやっぱり「盲腸」とあいなりました…
幸いだったのは、激しかった痛みが痛み止めのおかげでみるみるおさまっていったこと。おかげで…初日の夜は朝まで一度も目覚めることなく爆睡でした(;’∀’)。
そして、翌朝の痛み止めを最後に、痛みはほぼ消失。しばらく残った炎症も、4日目をピークに一気に収まって、手術もせず。
ちょうど1週間で退院となりました。
そんなこんなの「訳ありインドア生活」、「幽閉の身」だったのでありました
退院のお祝い麦酒はやっぱり石見麦酒
( *´艸`)
家族がいて
テンもいて
おいしい麦酒もたっぷりあって
やっぱり家がいいですね♪
お騒がせいたしました
いやはや大変なお騒がせの1週間でした。
そして、家族をはじめ、様々な方にご心配とご迷惑をおかけしてしまいました。
ほんとうに申し訳ありませんでした…
今回の盲腸は想定外ではあるものの…そもそもが体や健康に無頓着な日々だったなーと…そこにしみじみと思いを致し、反省しきりの時間でした。
この間、「takeout佃屋」と「ベジまつり」、2本のテイクアウト販売を予定していましたが、単発イベントである「ベジまつり」は決行、定番イベントの「Takeout佃屋」はひとやすみさせていただくことに…
「Takeout佃屋」も少しずつ定着し、楽しみにしてくださっていた方も増えてきたところだっただけに、残念無念。ほんとうに申し訳ありません。
ただ…
少しずつ気温もあがり、takeout販売については食中毒の危険も高くなる時期。Takeoutのやり方についても考えないとねと相談していたところでもありましたので、お休みの間に、また新たな作戦を練って、楽しくおいしいヒトトキをご提供できたらと考えています。
Iさんからのご厚意で、麦酒タイムが楽しくなる「オタカラ」も頂いちゃいましたしね( *´艸`)
さてさて…どんなことができるかな~♪
夏に向けてあれこれと…妄想したいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします…<(_ _)>
病院の窓から見えたもの
入院した日は松江駅方向に面した病室。警報も発令されるほどの大雨の頃でしたので、こんな景色をみながらの日々…
退院前日には、重症患者さんに明け渡す形で部屋移動。
あと1日なのに部屋移動めんどくさ…とか思いつつのお引越し。
でも…
引っ越してよかった!
部屋の企画はほぼ同じなんですけど、窓からの景色はベツモノでしたね~♪
堀川が流れ、城山があり、町を行き交う人も見える。
コロナ禍の中、ようやく運航を始めたという堀川遊覧船がゆったりと進む様もすぐそこにありました。
しかも!!
よくよく見れば、なんと、息子の通う補修科を有する学校も見えるではないか♪
息子が通う学校を見ながらの入院生活。
「よかった!」とはもちろん言えないできごとでしたが、そんな中で頂いた、思いがけないサプライズでした。
そして
もうひとつのサプライズが前回のブログであげた夕景です
夕ご飯の後、ふと目をやった窓辺の空…
あ…きっとこれから焼けていくねとそんな予感。そしてその予感はほんとうのことになりました。
水色と桃色と茜色のグラデーション
この日流れるように空一面に広がっていた雲の具合いもあいまって、それはとても印象的な空模様…
窓にべったりはりついて、刻一刻と移り行く色の空のショーに見入りました。
城山からそびえ立つ松江城は、この日の夕陽に照らされて浮かび上がり、何とも言えない美しさと迫力ある佇まいでそこにありました。
今までたくさんの美しい夕景と茜色の空を見てきたけれど、どんな空とも似て非なるもの…
退院前夜の美しい夕景。
過去のこと、未来のこと、家族のこと、名も知らぬ、ここで過ごす誰かのこと…
これまでここでひとときを過ごした方の、人生の悲喜こもごもに、この空は寄り添ってきたのだなーと…。そしてもちろん、これからも…。
「幽閉の身」だったからこそ胸によぎる思いもたくさんあって
ことばでは言い尽くせない不思議な感情の中で、その空を見続けました。
この日、ここから見たこの景色とこの空を、 きっとこの先、 私はなんども思い出す…。そんな松江の空でした。
ただいま~♪おかえり~♪
1週間ぶりの再会は「おかえりなさい」の熱烈チュー攻撃で…笑
菜館です。
あらあら、とんだことでした。無事の帰島良かったです。
夕焼けの写真に、日赤じゃん!
と呟いていました。主人が散々入院して、見慣れた風景でした。
テンちゃんとのハグ!泣けてきました。
良かった〜。
無理をなさらず、お過ごし下さいね。
また、よりますね。
菜館さま
菜館さんも、あの夕焼け空を眺めていらっしゃったんですね~…
あの日私もあの空を眺めつついろんなことを思いました。
今までいろんな方がいろんな境遇の中、いろんな思いでこの空を眺められたのだろうな~って。
自分の身に、まさかこんなことが起こるとは、とも思いましたが、
盲腸くらいでどうってことない、と、、、
テンには寂しい思いをさせました。それが一番の気がかりだったかも…
退院して1週間過ぎました。
至って元気に過ごしています。
菜館さん。
いつもありがとうございます!
退院おめでとうございます
私の記憶に間違い無ければ、9日の朝のレインボーに乗船されてましたよね?
その時は、いつもと変わらない様子でしたけど……
まさに、晴天の霹靂でしたね〜
神様も、いつも元気印の一子さんに少し悪戯をしたのでしょうねぇ〜
盲腸にならなければ観ることも無い茜空グラデーション❣️
この時期から、10月ごろまで時々観られる絵画の様な癒される風景!
父の入院の度に、私も窓から眺めていた事を思い出しました〜!
父と2人で見た茜空も、今となっては懐かしく、忘れる事の出来ない心の1ページとなりましたけどね!
また、お店に寄らせていただきますね!
元気な一子さんに出会えるのを楽しみにしています〜(ご無理なさらない様に)
chieさま
9日の朝です、乗ってました乗ってました 笑!!
その時は至って元気だったのです。
久しぶりの本土上陸でごきげんで乗船したんですが
まさかそのまま1週間もの行ったきりになるなんて思ってもみませんでした。
でも、chieさんがおっしゃられているように
盲腸にならなければ出会わなかった空でした
あんな体験しなければ、立ち止まって考えてみることもなかった様々な思いも胸に…。
あの窓からの景色、chieさんとお父様にとっても、いい思い出にとなっているんだなと思うと
嬉しくなりました。
子どもの頃、友達と小さな秘密を共有し「ないしょだよ」とくすくす笑った、そんな感じ 笑?
コメントありがとうございました!