昨日の定休日は、のんべんだらり、としたイチニチでした
のんべんだらり
何をするのでもなく、だらだらしているさま。
また、物事のやり方・進め方に締まりがないさま。
~コトバンクより~
・・・・・
朝の散歩はいつも店長さんが行きますが
昨日は私もお供して空港公園まで。
この公園園地には
桜やサルスベリなどの花木が園路に沿って植えられていたり
水仙やトウテイランが植えられたエリアがあったり
四季折々の鑑賞花が楽しめるようになっていて
お気に入りの散歩コースのひとつ
~園地案内看板より~
でも
数年ここに通っていますが
水仙は葉っぱだけが「ここにいますよ」と自己主張するものの
季節になっても花はぼつぼつとしか咲かない…
溶岩台地の上に造成された空港とこの公園なので
土そのものに養分がないうえ風も強い…
だから、園路内の花木は大きく育ちにくいのかもしれませんね
園路内の桜なんて
未だに苗木のようなサイズ感…
でもですね
季節がくるとちゃんと花を咲かせてくれます
なんとも健気…
そのかわり…
ここに自生する植物たちは強いもんですね
春から夏にかけての公園は
ブタナやアカツメクサ、黄色くかわいいマメ科の花たちが
代わる代わるに花をつけ広い草原を彩ります
夏の終わりにはどこからか飛んできたタカサゴユリが
あっちこっちに飛んできて
鉄砲みたいなきれいな花を咲かせていました
でも、そろそろそれもおしまい…
タカサゴユリに代わって咲き始めたのは
青くて可憐な、ツユクサの花。
秋到来を知らせる花のひとつですね
草原では、ふわりとした穂を出す秋の草やエノコログサが
今や、夏の小花にとってかわり勢力拡大中。
やや明るい緑色の穂先を揃えつつ
絨毯のように広がりながら勢力拡大中なのはセイタカアワダチソウ
なぜか1本だけ生えている山椒の木は、自生?
なっていた実がいつのまにやら真っ赤になって…
ツツジの木に巻き付いて可愛い花を咲かせているのは
なんとも気の毒な名前の「ヘクソカズラ」
笑
地面を覆いつくす勢いで伸びる「葛」のつるは
地面だけじゃ物足りないらしく
いつのまにやら近くの木を這い登り空に向かって開花♪
ちなみに葛はテンテンたちの大好物。
長く伸びるその蔓の先
柔らかな部分だけを選んでむしゃむしゃ食べています
おいしいところ、知っているんですね
そうそう
雨上がりの翌日になると一気に増殖する
不気味な巨大キノコもあちこちに…
~なんて名前のキノコなんだろう~
草むらにこのきのこが見え隠れする様は
動物のシャレコウベにも見えて
毎回、ギョッとさせられる…






秋の気配を感じつつのんびり歩いている時に
もし視線を感じたら、きっと、この子達
▼▼▼

園路にいる我々にも意を介することなく
無関心に草を食んでいることの多い牛さん達ですが
時折、この短足ちゃんへの興味が湧いてくるようです
笑
柵を挟んでお互いに固まっていましたが
突如、威嚇するかのように、牧場に突進したテンテン!
よもや侵入か!?と焦ったものの
ただの威嚇だったようで、胸なでおろすの巻
使役犬として活躍した時代もあるコーギーのDNAを
ちょこっと感じた一瞬でした
ちょこっとね。
・・・・・
のんべんだらり、と、朝の散歩を終えたあとは
ゆらぎさんに寄り道して朝ごはんをテイクアウト♪

テンテンもゆらぎのみなさんに撫でてもらって
ご機嫌で帰宅です
いつもの定休日ならここから「アサギマダラに出会う旅」に向かうところですが
この日はあくまでも、のんべんだらり、で…
(;^_^A

スパイス感たっぷりのハムチーズサンド。
コーヒーにもよく合うけれど
麦酒にも間違いなく、ぴったり。
・・・・・
夕ご飯は、定休日の定番で
店長さんが作るスパイスカレーの日♪
日中ものんべんだらり、と過ごしましたが
夜ごはんも作らなくていいなんて
これはもう、最高の「のんべんだらり」DAY‼
というわけで
気分もかろやかに空港公園へとでかけました
まるで夏が戻ってきたかのように
蒸し蒸し蒸し暑かったこの日
東の空には存在感たっぷりの積乱雲が!
~雲まで夏!~

そして
ふと気がつけば
雲の層のその奥が時折鋭く光っているのです
雷鳴は聞こえてこないところを見ると
ずいぶんと距離がある…
そんな安心感の中で見る稲光は
妖しくも、美しく…
いつまでも見ていたくなるほどでした
・・・・・
さすがにそろそろ帰らねば…と
帰路についたその道中
さっきよりも暗くなった空に浮かんだあの雲を発見。

そうそう
今日は店長さんのスパイスカレーの日。
ご飯の用意はしなくていいんだった、と思い出し
急遽の寄り道決定です

漁港に車を停めた頃には
薄暮の頃もすっかり過ぎて薄墨色の空。
たまり続ける電気を放出するかのように
ピカリピカリと光り続けると雲は
なんだかラピュタの城のようで。
のんべんだらりの日だったからこそ出会えた光のショーでした