・・・水仙の里『油井』・・・
立春の日は定休日でした
吹く風はちょびっと冷たかったけれどいいお天気で
とても節分の候とは思えない、そんな日和…
定休日とはいうものの
あれやこれやと「オシゴト」があって
ほぼ缶詰状態で過ごした定休日だったのですが
ちょこっと御用があったので
島の西のはしっこ『油井』まで出かけてまいりました
…油井地区…
島の北西部にある小さな集落です
水仙の群生地でもあり
『水仙の里」としても知られています
油井といえば
大きな波食棚『前の洲』の景色がウユニ塩湖みたいだと
絶景夕陽スポットとしても話題になりましたね

ちょうどこの季節になると
岸壁や道路沿いにずらりと水仙が咲き誇ります

油井の水仙は八重の房咲水仙
園芸種に比べると香りがとっても高いのです
通りかかられたらぜひ車を降りてみてください
群生地を歩くと水仙のあま~い香りが楽しめますよ
折しも水仙まつり直前♪
水仙群生地はちょうど水仙の花盛りでした
横尾トンネルを抜けてすぐの道路沿いだったり
油井の池周辺の崖だったり
前の洲を見下ろす岸壁だったり
あっちにもこっちにも
水仙が花盛り♪

水仙が咲く岸壁に立つと眼下にはぐるり日本海♪
重なって浮かぶ島前諸島も眺め渡すことができます
こんな景色の中に立つと
心がぐ~んとのびやかになる…

そんな雄大な景色の中で水仙たちは
やさしい香りを漂わせながら
今がその時、と、ひっそりと可憐に咲き誇っています
…水仙まつり…
毎年油井池園地にて開催される地区の方手作りのおまつりです
私も一度だけおじゃましたことがありますが
物販コーナーにはお蕎麦やカレーなどおいしいもの屋さんが目白押し♪
カニ汁のふるまいや水仙の切り花のプレゼントもありました
もちろん
油井の八朔も販売されていましたよ

水仙まつりの主会場はここ
この駐車場に屋台がたくさん並びます

水鳥もたくさん羽根を休めていました
…油井の池…
会場の油井池園地は森と池の観察コースが整備されていてます
池…というか、湿地…というか
その上をぐるりと歩いてまわれるように木道も設置
30種類以上ものイトトンボはじめ
多様な生物も観察できます

池観察コースはかなり楽しい♪
こちらからみた左岸沿いに木道が設置されています
まだ息子たちが幼かった頃
この池の観察講座に参加したことがあり
その木道をぐるり歩いて周りました
絶滅危惧種だというイトトンボにたくさん出会い
子ども以上に興奮してしまった記憶あり
今日もほんとはテンと木道を歩きたかったんだけど
2人きりだしもし落ちたらどうしよう…と若干の不安あり
結局断念
涙

樹々の香りに包まれながら歩くヒトトキ
ヒーリング効果は絶大です
この油井の池は地すべりでできた池なのだそうですね
この池に流れ込む川はないというのに
いつもこれだけの水をたたえているのも不思議

おいしいものあり
めずらしい生き物との遭遇チャンスあり
かわいい水仙も見ることができる
いいとこどりの油井水仙まつりです

一度水仙を食べてしまって中毒をおこしたことがあるテンさん
水仙の香りは危険な香りと記憶しているのでしょう
くいしんぼテンさん
水仙と私の顔を変わりがわる眺めていました
ダメだよね?これは食べたらだめだよね??と言わんばかりに
笑
・・・北限の八朔・・・
さて
今日の油井行き
水仙ももちろん見たかったのだけど
大事な『御用』はコレでした

油井の八朔をいただきに♪
八朔栽培の地としては
ここ、油井が日本における北限の地…

つまり
油井の八朔は『北限の八朔』になるわけですが
その油井の八朔を使って
石見麦酒さんのイチオシ麦酒『セゾン』が
今季生まれ変わることになりました
その際
麦酒にいれるだけの八朔をいかに確保するかが課題だったのだけど
油井で八朔を作っていらっしゃる方のご厚意で
それもなんとかクリア♪
嬉しすぎる~~涙
Bunten Beer Standをオープンするにあたり
念願だった隠岐の素材でつくるクラフトビール
ほんとは自分で作ってみたかったんですけどね
それは難しかった
(;’∀’)
石見麦酒さんのご提案とご協力のおかげで
そして
様々な方の後押しのおかげで
少しずつ少しずつ形になりつつあります

島後の西の端っこ、油井の岸壁に張り付くようにして
北限の八朔たちはたくましく育ちます
ミネラルをたっぷり含んだ潮風を浴び
日々油井の夕陽に照らされながら育った油井の八朔が
石見麦酒さんの小さな工房で
手間暇かけられ黄金色のおいしい麦酒となるのですな
( *´艸`)
石見麦酒さん
どうぞよろしくお願いいたします
<(_ _)>
隠岐ファンのみなさま
クラフトビール好きのみなさま
麦酒が完成したあかつきには
ぜひBuntenBeerStandへ♪
北限の八朔ビールで乾杯しましょう!!
