油井の水仙

お正月休みの最後の1日は
もちろんだらだらと過ごしたのだけれど
それでもリハビリ程度にお仕事はじめの準備を少し…

そして
「おきのしましまビール」に使われる「北限の八朔」の産地、油井まで
ご挨拶がてらのドライブにでかけました



北西の風が吹きつける冬の油井は
この地方の冬の暮らしの厳しさを髣髴とさせますが
エッジが効いた美しさがありますね

もうすぐ落ちる今日の太陽と天使の梯子
それから
海の向こうに切り立つようにある摩天崖。


せっかくここまで来たのだから写真を撮ろう、と
車を停めて外に出ました


小さな水仙がぽつぽつと咲き始めていることに気づいたのと
私の鼻先を華やかな香りがくすぐったのと
いったいどちらが先だったんだろう…?


そうか
もう水仙が咲き始める時期なんだなーと
小さな花からふわりと漂ってくる芳香を含む冷たい空気を
す~んと、胸いっぱいに吸い込みました



油井の水仙の群落は隠岐随一です

時期になると
油井の池から集落の入り口付近あたり一帯
沿道を白く縁取りるようにして、
海岸斜面を染めるようにして、
この水仙の花が咲き誇ります


一つひとつの花は小さく可憐な水仙ですが
満開時期に崖一面を覆うように咲く様は壮観ですらある

そして
水仙の花が咲いている間のあの一帯は
水仙特有の、あまくてやさしい香りが辺りにふわりと漂うのです


もともとここに自生していたものもあるのでしょうが
油井の池では水仙まつりなども併せて開催し
地域づくりの一環として
集落の方々が少しずつ手入をしていらっしゃるのだそう


ここに暮らす方々の思いが織りなす、油井の冬の景観ですね

1月下旬から3月上旬が見頃だそうです


毎年、油井の池では『水仙まつり』が開催されます
油井地区のみなさんが手作りで行われるおまつりです
おいしい産直品の販売があったり
蕎麦などの屋台がでたり
水仙の切り花のおもちかえりができたり
ほんとにほのぼのとしたお祭りです


今年は開催できそうだなと、つい数日前までは思っていたのに
ここにきて一気に拡がりを見せたコロナの感染拡大

地区の方にとっても今年こそは、と、楽しみにされているであろう水仙まつりの開催…

気がかりなことでしょうね











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