突き牛マグロ佃屋メシ

隠岐に暮らしていると、時々、突き牛のお肉を食べる機会に恵まれることがあります。

■隠岐の牛突き■

約800年の昔、隠岐に配流になった後鳥羽上皇を慰めるために
隠岐の人々が始めたといわれる『牛突き』
以来、800余年
現在も年に4回の本場所牛突き大会を開催
島民の楽しみとして今に伝わる日本最古の闘牛文化です
1トンを超す牡牛が牛付き場に響き渡る大きな音をたてながら
角と角を突き合わせる、その迫力は圧巻です

全国にはいくつか牛突き文化が残る地域がありますが
綱とりが綱をとり
人牛一体となって相撲をとるかのように戦うスタイルはここだけ。
後鳥羽上皇のおことばを守ってのこととなのだそう



突き牛の肉はシワくてちょっと…と
敬遠される方もいますが私は大好き
(^^♪

…隠岐では「シワい」と言います、硬いってこと…

そりゃね…
闘うために日々鍛え上げられた牛のお肉なので
「さし」なんんてほとんど無く、肉にくしいほどに、お肉です

そして

生きている間は
島の伝統文化を背負って闘っていたんだなーと思うと
ちょっと切なくなりますが
だからこそ
おいしく、たいせつに、頂きたいと思うのです


・・・・・・

この前我が家にやってきた突き牛のお肉はこんな感じ

で…でかい
(; ・`д・´)

これは通常ステーキになるサイズ??
こんなお肉は我が家の食卓に乗ったことない
(;・∀・)

自転車日本縦断の若者達が
突き牛を育てている方に頂いたお肉でした
…なんというありがたき幸せ…

たまたまバーベキューの予定だったんだけど
どう切って、どう焼いたらいいのか迷うくらいのサイズ感だったので

こうなったら…

さいころステーキ作戦

この作戦が案外と功を奏し
お肉感たっぷりの、おいしい焼肉となりました

この日は自転車旅の若者達が旅立つ前日でしたね

おとなの秘密基地で、突き牛をつつきつつ、最後の晩餐…
思い出深い夏の夜の記憶です


・・・・・・


そうそう
焼肉やバーベキューで活躍するのがこちら

シガルカフェさんの自家製ハーブソルトです

イタリアの岩塩をベースに、隠岐の藻塩と自家製ハーブを加えたというこのソルト
ブンテンでも人気のおみやげのひとつ。
おみやげとしてはもちろん、島内のリピーターさんがとっても多い♪

「育てた牛をおいしく食べてもらうために試行錯誤」する中で生まれたソルトだと
生産者であるシガルさんから伺ったことがある。

確かに、牛肉のお料理にはぴったりきます!

焼肉の時は我が家はほぼこのソルトのみ。
(^^♪

もちろん、鶏にも白身のお魚にもよく合いますよ
このソルトで作ったサラダチキンは絶品だし
サラダにぱらりと振ってもいいアクセントになる

我が家の食卓は
かなりこのソルトに助けてもらっております



・・・・・・・・

偶然にもこのお肉を頂いたのと同じ頃に
夏の贈り物としてマグロを頂きました



この時ももちろんハーブソルトが大活躍


ハーブソルトで下味をつけたマグロカツは
玉ねぎたっぷりのタルタルソースで…

ほっぺおちた
シンプルにソルトを振って焼くだけのツナステーキは
赤身を残してミディアムレアで…

不格好ながらにぎりずしでも楽しみました

こちらはハーブソルトの代わりに隠岐の藻塩で…

炙ることでマグロの脂がにじみ出て
お魚のうま味も倍増
香ばしさも加わって食欲も倍増

いくつでも食べられちゃいます

キケンキケン



ちなみに
花札みたいなちいさな箱が人気
「隠岐の藻塩」

風味豊かでおいしいお塩です

おまけフォト

ここまで書いて…
これはもうただ延々と島のうまいもんを書き綴る
「うまいもんblog」になりそうな勢いだなと気が付きました


タマッてるね~~私
(;’∀’)


大事な仲間と、おいしく呑んでおいしく食べる。
当たり前だったあのしあわせな時間。

一日も早くそういう日が戻ってきて欲しいから
だからこそ
今しばらくがまんの時、です





そろそろ終わりにしたいと思いますが
なんかもう「オチ」がみつからなくなってきました
(;’∀’)

さて

といわけで
いつぞやの「佃屋メシ」を、今日のシメに…

隠岐の島のゲストハウス佃屋は
もちろん島外のお客様が主に利用される宿泊施設ではありますが
島民向けのプランも進化中です

この写真は佃屋さんの居間ですが
こんな見事なお料理を佃屋プロヂュースの出張料理サービスにより
ご家庭で楽しむこともできちゃいます

ちょっと特別な日のごちそうを佃屋メシで…

オススメです

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