東山神社 夏の大祭 前夜祭

東山神社夏の大祭

この通りの季節の風物詩のひとつ
夏の大祭が、今年は無事に執り行われることになりました


七つの神社を御旅(おたび)がつなぐ大祭の年(おもてまつり)と
各神社でそれぞれに祭典を行う裏祭(うらまつり)の年があり
今年は裏まつりの年にあたります


各神社から宿となる神社まで
先払いの鬼に続いた楽隊や神輿行列が町を進んでいく様は
厳かでありなかなかの見物ですが
今年は裏まつりなので御旅は無し。
また来年のお楽しみです



我らが上八尾地区の氏神様は
茶輪拠屋(池田自転車店)前の路地の奥、東山神社です

勝負の神様として名高い、東山神社
ここにある土俵で幼い頃相撲の練習に明け暮れた隠岐の海関は
帰島されると必ずここに立ち寄って参拝されるのだそう



時期になると
この夏祭りに係る七つの社付近には
氏子さん達から奉納された立派な幟が立ち並びます

例年に比べ幟や提灯は少なめだったらしいのですが
それでも、境内にズラリと並ぶ幟が風を受けてはたはたとはためく様は
迫力いっぱい♪満点のお祭り感♪

これが目に入ると
ああ祭がきたな~とそういう気持ちになります

前夜祭~七月二十四日~

24日の晩は前夜祭。

ほのかな灯りをともす提灯にいざなわれるようにして
路地を奥に進んでいくと
そろそろ祭礼が始まるタイミングでした

3人の神官と神社の総代さん達
楽隊のみなさんに混じって
新人自治会長の某店長さんの後ろ姿が…

厳かな雰囲気の中、進む神事と
かわいいちびっこ楽隊が奏でる祭りのお囃子は
夜の宮の雰囲気とあいまって、非日常の世界観です



そうそう

ちびっこ楽隊の中には
今年初めて参加したというGちゃんとRちゃんの姿も♪

足がしびれるのかな?
時々はもぞもぞしながら
それでもいいお行儀で…

両手を交互に大きく上下させながら
ジャンジャンジャンジャン演奏する様の
なんとかわいらしいこと♪


その昔…次男坊がまだ小学校の低学年だった時分に
何年間か、楽隊に参加させてもらったことがあります

\\ジャンジャン//という
小さなシンバルみたいな鐘が彼のお役目
ちいさな裃を身に着けて
ひたすらジャンジャン打ち鳴らす姿をふと思い出し
なんだかほっこりした夜でした

神事が厳かに進み
最後は順繰りに出席者が玉ぐしを捧げます

自治会長さんは
地区のみなさんを代表して
玉ぐしを捧げるというお役目だったらしい

『自治会長にあわせて地区のみなさまもご一緒に拝礼ください』と
総代さんのご案内に慌ててスマホをおろしましたが
ちょっと間に合わず…


神様…失礼をどうぞお許しください
(;’∀’)


最後はみなさんで「御供さん」を頂いて解散です

総代さんの奥さん達が炊いてくださった
もち米の「御供さん」
これをみなさんでわけあって頂きます

いいことありますようにと祈りつつ
たっぷり頂きました
!(^^)!
最近、頓に若いご家族が増えてきた上八尾地区

お祭りの楽隊には子どもたちも参加するので
若いお母さんお父さん達も
たくさん上がってきていらっしゃってとってもにぎやかした
未来の上八尾地区の担い手候補も
次に控えているようです
!(^^)!
これは前夜祭前夜の八幡さん
最後の楽隊練習に励むみなさん

演奏しながら足並みそろえて歩く練習も…

今年は七社めぐりの御旅はありませんが
熊野大社までの御旅があるので、その練習でしょうか

ご苦労様です

お祭り~七月二十五日~

翌25日が東山神社祭典当日。


前日の涼しさはどこへやら…

時折吹き抜ける風のおかげでなんとかがんばれたけれど
袴だとか神官装束だとか、着込んでいるみなさんはとっても大変そう!!

お社横にある小さな正方形のコンクリの台のところに
3人の神官が並ばれるとお祭りが始まります

このコンクリ…
なんでこんなところにあるんだろうと思っていたのだけれど
これが「祭り場」だったと初めて理解
(; ・`д・´)


前日、ご近所のRさんにそう聞いていたのですが
なるほど、「祭り場」ってそういうことか、、、と、今頃になって

(;’∀’)

「祭り場」で神事を行ったあとは拝殿に移動。

今度は拝殿の中で神事が行われました

その後、同じ境内にある小さなお社「大川神社」の御前で神事。

それが終わると、熊野大社までの御旅です

御旅も見たかったけれど
私はお店があるので後ろ髪惹かれつつ家路につきました



若い人が増えたこの地区ではあるけれど
もちろん総じて高齢化は進む一方…

守るべきことはなにか
そのために
変えていかねばならないことはなにか

時期に控える若手の頼もしさを感じるにつけ
いい形で世代交代が進むよう
そしてその中で大切なものをちゃんと次に伝えていけるよう
特に我々世代は考えていかねばならないタイミングなんでしょう

楽隊の音がまだ続く中
そんなことも思いながら
一段一段、階段を降りた祭りの朝でした




さて
お祭りの日の様子は
毎年、茶輪拠屋(池田自転車店)さんのblogにも紹介されています
当日の事はもちろん、準備のことなどもあがっていますよ
ぜひご覧ください
▼▼▼
茶輪拠屋ブログ

2件のコメント

  1.  ワタクシは八尾川のほとりで育ちました。西町の祭りが近づくと毎年楽隊の音色がすぐそばで聞こえるので口拍子でリズムをとっていました。祭り場まで行かなくても楽隊の音色だけで臨場感満載でした。
     ブンテンさんのブログから 祭りの状況がリズミカルにまるで楽隊の奏でる祭り囃子のように伝わってきて 祭り場にいるような錯覚におちいりました。
     御旅の楽隊の音色と川祭りの楽隊の音色は違っていたように思います。私はどちらかというとリズミカルでテンポの早い川祭りの音色が好きでした。歳を重ねると共に昔のことが昨日のことのように思い出されるから不思議なもんです。
     素晴らしい「ブンテンブログ」有り難うございました。
     ますますのご繁栄をお祈りします。

    1. オケイさん

      夏のはじまりを告げるかのようなタイミングで行われるあのお祭りは
      当地で育った方にとって、いろいろな思い出と思い入れがおありのことと思います

      私はここで暮らし始めてまだ10年ほど…
      それでも夫や息子がお祭りに係るようになり
      ここで暮らし始めた頃とはまた違った感慨でこの日を迎えるようになりました

      オケイさんのコメントを読んで
      そうか、御旅と川祭の楽隊の音は違うのだなと初めて気が付きました
      今年も川をのぼりくだりする楽隊の音が早朝の町に響きましたよ
      川祭も風情があっていいですね

      いつも温かいコメントを頂きありがとうございます

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