絵本『リブと海』

片足のアカウミガメ『リブ』のことをご存じでしょうか?

2020年の隠岐の島の海岸に
海ゴミが足に絡まり弱った状態で漂着した1頭のアカウミガメ…
それが『リブ』です

その後、ゴミが絡まった右前肢は壊死…
一時はどうなることかと心配されながらも
『リブ』と名付けられたアカウミガメは
いろいろな方の思いと支援のおかげで
自らの足で泳ぎ隠岐の海に帰っていきました

テレビや新聞でもとりあげられたので
ご存じの方もきっと多いはず

そして
この実話をもっとたくさんの方に知ってもらうことで
身近な環境への意識・関心を高めることにつなげられないか…ということから
絵本をつくろうと思い立ち
有志によって『ウミガメリブ絵本製作実行委員会』を結成!!

クラウドファンディングをたちあげて支援を募りました

…現在、クラファンは終了しています…

クラファン公開中
島のスーパーで『リブ』にまつわる展示会を開催したり…
漂着ごみのひとつ「ブイ」で募金箱を作って募金を募ったり…
日々、Instagramで情報を発信したり…

とにかく
実行委員会のみなさんが一致団結し
日々、様々に動いていらっしゃったのが印象的!


テレビにもよく取り上げられていましたしね
実際にリブに会えるように公開されていた時期もありましたしね
島の子ども達にとって
「リブ」はちょっとした有名人、いや、有名亀にもなりました


そんな熱心な活動が実を結び、クラファンは目標額に達成!
2022年の6月、ついに絵本が完成したのです


絵本「リブと海」が届いたよ

みなさんの熱い思いと願いがこめられた絵本『リブと海』が
ブンテンにも先ごろ到着♪

なんともステキな絵本になりましたね~!!!

表紙には、ダイナミックに描かれたウミガメ。
引き込まれそうな、大きくやさしいリブの目がいい♪

淡々と紡がれるストーリーも
事実に基づいた構成も
ダイナミックな筆致ながら
そこに込められた豊かな感情がよみとれる絵も
ほんとうに素敵




ページを繰りながら
私が知る限りの、いろんな「リブのこと」が
改めて胸の奥から沸き上がってきました

絵本に添えられたお手紙には
支援へのお礼はもちろんのこと
「リブ」や隠岐の海への愛がいっぱいに詰まっていましたよ

これを読むたびに
リブに関わってこられたみなさんの
「ホンキ」と「熱量」が思い起こされ…
その都度に
じわじわしてしまいます


そういえば
先日ご来店くださったカワイイオキャクサマが
突然お店の一角を指さして、「ブリ!!」と大きな声で。

なんのことかな?と思ったら
なんと『リブ』のことでした

…きっと、リブが逆立ちしたんだな(^^♪…

リブを知っているの?と尋ねると
保育所で先生に絵本を読んでもらったのだと教えてくれました

各保育所や小学校で
読み聞かせをされたところも多いと聞きます
都万の保育所では
リブのお話を劇にして発表もされたそうですね


町内の学校や保育所に届けられたこの絵本…

教材として、読み物として
「わたしが、ぼくが、出会ったリブのこと」として
この先も親しまれていくのでしょう

その中で
この島でおきたこの物語は
島の子ども達の心の中に
なにかしらの『種』を落とすのだと思います

これは最後のページ…

ぐっときました


押しつけではなく
一人ひとりに考える余白をもってとらえてもらいたかった


この本の製作に携わったメンバーのひとりであるMちゃんが
こそっと教えてくれた思い…
その思いが、このページから伝わってくるようです

「この手」でできることを
私も重ねていきたいと心から思いました

リブの放流の日

海に放たれた後
呼吸のためにでしょうが
何度も海面に顔を出したリブ

その姿が
なんだかお礼を伝えているかのようでした

中村一夫さんのこと


今回、リブの絵本の絵を描かれたのは
隠岐ご出身の中村一夫さん

イラストレーターや似顔絵師として活躍中
その他にもカメラやwebデザインなど
様々な分野において
多彩な才能を発揮していらっしゃいます


実は…ブンテン初のオリジナル商品
『隠岐の島てぬぐい』をデザインしてくださったのも
中村一夫さんです(^^♪


幼い頃の高熱が原因だという聴覚障害はある中村さんですが
読唇と筆記によるコミュニケーションで
納得いくまで打ち合わせを何度も重ねました
幾度となくラフを持ち込み提案してくださいました

あの手ぬぐいが出来上がった時の感激と感謝の思い…
今でも忘れられません
<(_ _)>

さて
その中村さんですが
イラストレーターcokefactory2000として
Facebookページを公開中♪

特徴をずばりとついた菅田将暉さんの似顔絵には
まじでびっくり!!

ぜひのぞいてみてください
▼▼▼
cokefactory2000


リブの絵本をつくるにあたり立ちあげられた実行委員会のメンバーには
絵の専門家である中村さんの他にも
海の専門家、デザインの専門家、環境の専門家…と
様々な分野のプロフェッショナルな方が多くかかわっていらっしゃいます

そんなみなさんが
ガッツリ、ホンキで、思いをぶつけ話し合ってきたのだそう
それぞれに思いがあるからこその高め合い。

ほぼほぼけんか状態?みたいなことも
あったとかなかったとか

あのアツいメンバーだもの。
それはとってもよくわかる

そして
だからこその、あの絵本の完成度なんだろうな、とも…






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