先日、隠岐の自然遊びのプロともいえるMさんご夫妻から
「アサギマダラ」の話を聞きました
旅する蝶、「アサギマダラ」。
生態については未解明な部分が多いのだそうですが
日本中に分布する大型の蝶で
数百キロから2000キロもの距離を渡ることで知られています
羽根色は、その名の由来にもなった「浅葱色」で
ひらひらと舞う姿が光にあたると、透き通ってえも言われぬ美しさなのだ、と。
そして
アサギマダラは隠岐にも渡ってきていて
隠岐の林道を走っていると出会えることがあるのだ、と。
アサギマダラはもちろん知っていたけれど
見たことは無かったし
隠岐に飛んできているなんて思ってもみなかった私。
…出会っていても、それと気づいてなかった可能性も有り(;・∀・)…
これは絶対見てみたい!
アサギマダラに絶対会いたい!!
というわけで
翌日の定休日は\\アサギマダラに出会い隊//を結成♪
林道を車で走ってみることに。
・・・・・
走ってみたのは、東郷と卯敷を結ぶ林道です
私はすっかり忘れていましたけど
「前に何度かみんなで自転車で走った」ね、と店長さんが。
そのことを忘却していることも衝撃なら
こんな道を自転車で走れていたことにも驚き。
3年ぶりに復活したMYタイレルですが
今はおいしいものを買いに行く時くらいしか乗れていない…
木村屋さんのホットドッグとか(珈琲にも麦酒にも超オススメ!!)
ゆらぎさんのしゅわしゅわ檸檬スカッシュとか(凍った檸檬果肉がポイント!!)
さすがに月あかりカフェには歩いていきます…
林道に入ってすぐの、分かれ道。
その分かれ目に小さな祠がありました
昔話に出てきそうなシチュエイションですよね
笑
~行けっちゃカサカサ、行くなっちゃカサカサ~
「どっちに行けばいいんだろうな」と言いながら
とりあえず道幅が広い方の道路を選択。
落葉する木が脇に続く道路の路面は
落ち葉で埋め尽くされています
時折、はらりひらりはらりひらりと舞い落ちてくる木々の葉に
いちいち「アサギマダラ!?」とぬか喜びしながら
そして
行き止まりになったりしないかしらと若干不安な気持ちになりながら
ゆるゆると走ります
懐かしい『布施村』の文字を発見!!
ここはかつて西郷町と布施村の境目だったのですね
旧西郷町ではアサギマダラに出会えぬまま
旧布施村エリアに突入です
どうやらここでひと山越えたとみえ
その先は一気に明るく開けた感じになりました
この先はほぼほぼ難なく、するっと卯敷まで。
もちろん「アサギマダラ」には出会えぬまま
「アサギマダラに出会い隊」はこれにて解散、となりました
・・・・・
帰宅後、ネットで調べてみたんですけど
隠岐での目撃情報もいろいろとあがっていましたね
個人のSNSから、公的なサイトまで
いろいろと隠岐のアサギマダラ情報を発見
( ..)φメモメモ
そうそう
検索する中で目を奪われたのがアサギマダラの幼虫のスタイル…
全身デザインされたタイル張りみたい
カモフラ柄なのか
警戒色なのか
その派手さに目を奪われちゃいました
そろそろ、渡りの時期が近づいているそうですが
島を離れるその時には
どこでどうやってそのタイミングを合わせるのか
アサギマダラたちは一団となって
島を離れていくのだそうです
数十羽とも、数百羽とも思われるアサギマダラたちが
吹き上げる上昇気流に乗って
ぐるぐるとトルネードのようになって
一斉にのぼっていくのだ、と。
他の蝶となんらかわらぬやわらかな羽根
頼りなげなちいさな体
そのどこに海を渡るほどの飛翔力とタフさを蓄えているんだろう
群をなして海の上をひらひらと飛んでゆく、彼らの姿を想像しただけで
なんだかワクワクと胸が高まります
ちいさな蝶の、海をまたぐダイナミックな旅と不思議な生態。
多くの方がアサギマダラの虜になる理由が
ようやくわかった!!
しばらく私の中にも「アサギマダラ」が」みつきそうです
・・・・・
そうそう
その翌日、偶然ご来店された島の自然に関するプロYさんに
アサギマダラ探しのお話をしたところ
アサギマダラ探しのポイントを教えてくださいました
●良く晴れた日
●アサギマダラが好む花が咲く林道
アサギマダラは好む花が決まっているそうです
(フジバカマやオミナエシ、ヒヨドリバナ、アザミなど)
晴れて温かい日のほうが
甘くておいしい蜜が出ることをアサギマダラ(蝶)は知っているのでしょう。
そうそう、Yさんは、晴れた日とそうでない日、
実際に蜜を吸い比べてみたんだそう。
さすがプロ!!
専門家の話はおもしろいですね
次はちゃんと情報を整理して出かけることにします
~行き当たりばったりではダメですね(;’∀’)…