いつもの晩秋を思うと
ずいぶん暖かくて過ごしやすい日が多い、今年の11月。
島の紅葉の進み具合も
なんだかゆっくりしている気がします
それでも
毎年楽しみにしているあごなし地蔵堂周辺の紅葉が
もうぼちぼち見頃なのではないか?と
お詣りがてら、テンテンを連れての紅葉狩りに行ってきました
・・・
西郷から五箇方面に向かって車を走らせると
トンネルの手前に立派(?)なバス停が目に入ります
(都万目バス停)
そのバス停の先にあるポケットパークが
実はちいさな紅葉スポット♪
あごなし地蔵堂の紅葉のタイミングと
いつも少しずれるので見逃すことが多いのだけれど
なんと
今年はジャストタイミングだったみたい‼

ただ…
朝はいい青空が広がっていたというのに
どんどんどんどん雲行きが怪しくなったこの日
私たちが出かける頃には
空はすっかり曇天に
( ;∀;)
小雨がぱらついたかと思えば
またお日様が勢力を盛り返してみたりもする
いかにも島の冬…といったお天気でした
無念…出足、一歩遅かりし。
と思っていたのですが
なんともタイミングよく光が差してくれました

錦に染まるモミジの木も
足元を彩る床もみじも
いっとき差し込んだ晩秋の柔らかな陽光のおかげで
ぐっと色濃く鮮やかに!

冬毛になりつつあるかわいいもふもふは
とたんに、秋と同化してしまいましたよ
笑

思い切りの大あくび
・・・
さて
この日の一番の目的地は、あごなし地蔵堂。
このポケットパークから脇道へと入り
山道を数分走ったところにある都万目地区の集落にあります
この集落に向かう山道沿いにも
あごなし地蔵堂の境内にも
たくさんの紅葉が植えられていて
隠岐でも有数の紅葉スポットのひとつ。
季節になると紅葉狩りに向かう方も多いようです
わが家もここ数年毎年訪れているのですが…
今年は、ちょこっと勇み足だったみたい
(;^_^A

来週あたりが見頃でしょうか
テンテンとお堂のまわりをひとまわりして
さて帰ろうかと再びお堂まで戻った時
この地区の住人であり、よく知っているIさんが
「今年もようこそ」と声をかけにきてくださいました
!(^^)!
手には、畑でとれた見事なさつまいものおみやげまで持って!
静かな集落に響く私たちの声を聴いて
わざわざ出てきてくださったIさん。
お騒がせしちゃったかもと申し訳ない気持ちになりつつも
なんともいえずあったか~い気持ちでいっぱいに!
Iさんとの別れ際
「お堂の鬼柚子と柿もどうぞ」と言っていただき
ありがた~く、おみやげを追加しました♪

お詣りする人への、あたたかなおもてなしですね

わが友はこれを煮てジャムにするのだそう

古い蔵があちこちに点在し
集落に沿って流れていく川沿いには
狭い土地を上手に手入れして作られた田や畑…
おだやかだけれど
どこか凜とした空気感が漂うこの集落
大好きな場所のひとつです。

澄んだ空気…
手を伸ばせば届きそうな山の端…
自然の中に溶け込むようにある山里の暮らしの気配…
ここに立つと、いつも、ふ~っと深呼吸をしたくなります
おまけフォト
集落を歩いていると
どこからか響いてきた甲高い小鳥の声…
ヒッ、ヒッ
ヒッ、ヒッ、ヒッ
こう書くと不気味な笑い声みたいですな
断続的に響く独特の鳴き声に
この声は、もしや…と
あたりをきょろきょろしていると…

いました、いました♪
秋になると渡ってくる、ジョウビタキです

体は目にも鮮やかなオレンジ色!
シルバーグレーの帽子をかぶり、顔はまっくろ‼
羽の一部に白い模様があるのが特徴のひとつです

こんなに近づいても逃げずにいてくれましたが…
カチカチ、カチカチ、…と
警戒音のような音を出していました
北の国からはるばる隠岐へ。
春先までは観察できる小鳥のひとつです
空港公園などでも声を聴くことがありますが
こんなに近くで見たのは初めて♪
嬉しい出会いでした

きれいさっぱり、中身を食べつくされた木の実。

