「でっかいパン」を作った話

今年の夏
ふらりと入ったお店の棚にあった1冊の本が
すさまじいインパクトでもって私の視界に入ってきました

その名も「でっかいパン」

本の名前も表紙の写真もとにかくズルい

これは目に留まらないわけがないという
そういうヤツ

バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!

この副題もずるい

お料理なんてたいしてしないし
この本を買ってもきっと作らないね私

そう思ったからいったん本を棚に戻してお店の外に出たものの



どうしても気になって後戻り
やっぱり買ってしまいました


それからしばらくは寝かせていたこの本だったのだけれど
ぽっかりと予定があいた定休日
そうだ「でっかいパン」をつくろう、と、ふと思い立ち
ようやくチャレンジしてみることに…


たくさんのレシピが載っていますが
やっぱり最初は「基本」の「き」から…

「基本のでっか丸パン」に挑戦です


「3分こね」でかーんたん!なんて書いてあるけど
ほんとでしょうね???
なんて思いつつレシピとにらめっこしながら、いざ!

①材料を混ぜる

最初はいちいち手にまとわりついた生地が
そのうちにひとまとまりになってつるりんこ

②生地をやすませる

③こねる
生地を台に取り出して折りたたむようにしながらこねました
これがたったの3分♪

かんたーーん!
らくちーーーん!



④一次発酵
こねた生地を3時間くらい休ませる
室温20度くらいで約3時間

生地が乾かないようにかけていた濡れ布巾をはずすと
発酵が進んで2倍くらいの大きさに♪


⑤ベンチタイム
表面を均してふたたび生地を20分ほど休ませる


ここまでは順調でした
(^^♪

こりゃあうまいパンが食べられるね♪と
ご機嫌な火曜日の午後…の予定でしたが…

と…

ここからです
雲行きが怪しくなってきたのは
( 一一)



⑥成形&二次発酵
手に打ち粉をして表面をつるりんときれいにならして丸めなおし
暖かい場所で1時間ほど発酵させる




この段階で午後4時前
発酵させてる間にテンさんのお散歩に行ってしまわねばと
大急ぎで出かけました

予定ではその間に二次発酵が進み
パン生地はひとまわり大きくなっているはずだったのです

が…

散歩から帰って目にしたパン生地は
大きくなってなんていなかったのです

大きくなっているどころか…しわしわのしぼしぼ
(;・∀・)

さっきよりもぐんと小さくなっているではないか


本によると「20度くらいの室温」があればよいとあったのですが
暖かい日だったのでちょっと油断
散歩に出かける折、エアコンを切ってしまっていた

これが敗因だったもよう

とほほ


でもまあ食べられなくはないんじゃないのか?…と
とりあえずしわしわのしぼしぼの生地を蘇生すべく作業続行…


⑦生地に切れ目を入れて焼く

210度のオーブンの中で
私のしわしわしぼしぼパンは少しずつ少しずつ膨らんでいきました

不細工ながら
オーブンから漂ってくる香りはなんともいえず豊かです

焼きあがりまでは20分弱
オーブンの窓にかじりつきで見ていたい気持ち
(^^♪


さて
「しわしわしぼしぼ」をオーブンに投入してから18分後


私の「しわしわしぼしぼ」は
「でっかい丸パン」というよりは
なんとも無骨な「でっかいごつごつパン」になりました

発酵不足が原因ですかね
見た目ですでに硬いとわかる
(;’∀’)

しかも
どことなく…ジブリアニメに出てくる「オウム」チック

ただ

見た目でかなりがっかりしたものの
焼きたてパンはやっぱりおいしい♪

…作ったもんビイキも若干(;^_^A…

ちょっと冷えてからも
チーズとマヨネーズをのっけて軽くトーストすれば
香りも、生地のもちもち感も、楽しめます

だとすると
ちゃんと発酵が進められれば
もっともっとうまいパンになるに違いない‼


う~ん
これはリベンジ必須です




春になれば
アバレンボウくんはこの家を出ていきます

それまでに
「ほんとに」おいしいパンを作れたらいいなー、と…。

少々硬いパンをかじりながら思いました

このままでは
母の手作りパンの記憶が
「オウムみたいで硬かった」ということになってしまいますからね



それは避けたい
(;’∀’)


…宣言…

次こそ
「ほんとに」おいしいパンを作ります!!


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