屋久島を目指して日本縦断の自転車旅を続けている若者が
現在隠岐の島に滞在中です
…ブンテン滞在中でもある…
東京を出発して佐渡へ渡り、そこから自転車で日本海側を南下。
先月末に隠岐にたどり着きました
2~3日で通り過ぎるはずだった隠岐諸島
…そもそも「隠岐は1つの島だと思っていたら」らしい…
けれど
そこでどっぷり島にはまり
気が付けば海士に1週間、島後にはすでに2週間!!
ブンテンblogをずっと読んでくださっている方の中には
ピンときた方もいらっしゃるかも
隠岐の魅(魔)力にとりつかれた旅人といえば
ママチャリ日本1周少年ダイちゃんが隠岐に上陸した時も
やっぱりそうでした
全県に立ち寄りながらの日本1周の旅の途中
ちょこっと立ち寄って次に行くつもりだった隠岐なのに
いろいろな人に出会って交流しているうちに
気が付けば10日が経過してしまったダイちゃん
「お金はあるのか?」と心配した方が
短期のバイトを紹介してくださって
旅の資金を少し蓄えてから出発したという…
その間、ダイちゃんはブンテンに寝泊まりしていましたが
我が家の息子とほぼ同じ世代だったこともあり
なんだか息子がひとり増えたような気がしたものです
ダイちゃんが隠岐を旅立ったあとも
旅先から届く日々の写真のおかげで
旅の伴走をしている気分を味わいました
ダイちゃんの日本1周ゴールの日は
祝日本1周の横断幕を用意して
ダイちゃんからの中継を、固唾を呑んで(麦酒ももちろん)見守りました
ダイちゃんとの出会いとあの日々を思い出すと
未だに温かい思いが胸にあふれます
ブンテンにとって
忘れられない出会いのひとつです
ダイちゃんゴールの日のblog
2014年2月13日
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この旅は、22歳の元役者のやすくんと21歳のカメラマンしんごくんの2人旅。
2人はこの旅を撮りためていずれ1本のドキュメンタリー映画にしたいと言います
初めて彼らがブンテンにやってきた日
彼らが佐渡で撮った映像をまとめた作品を見せてもらいました
深い蒼をたたえた佐渡の海
鈍色の海に漕ぎだす小さなたらい船
奥行深く拡がる棚田は水面鏡となり
夕ぐれ時の佐渡の空を写しこんでそれは見事なものでした
豊かな自然と人の営みが見事に調和した、圧巻の景色!
映像の迫力と抜群の映像センスに、思わず息をのみました
そして俳優をやっていたというだけあって
ヤスくんがまた絵になるんだな~♪
彼らに隠岐を撮って欲しい!!と心から思ったのは
どうやら私たちだけではなかったようで
その後
いろいろな方と出会い
動画制作の依頼なども頂いた模様…
それもあって、どんどん旅立ちの日が伸びていったという事情があったりします
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コロナの時代に東京から来た旅人は敬遠されると思っていたけれど
そんなことはひとつもなかった
どこへ行ってもみんなが温かくて優しかった
テレビのインタビューの中で、ヤス君がそう言っていました
それを聴きながら
この島に来た日の彼らの姿を思い起こし
なんだかふわりと心が和みました
一見都会風
元役者とカメラマンの二人のコンビ
聞けばまだ21歳と22歳!!
なんと我が息子と同世代!?
映画を作りたいなんて大きな夢を追いかけて日本縦断中だという
そして
初対面の印象からどんなにとんがった子たちかと思いきや
ちっともそんなことはなく…
かたや、あっけらかんとして底抜けに明るいスピーカー
かたや、若干シャイで寡黙な好青年
全く違うタイプの二人ながら
なんとも絶妙なコンビネーションです
笑
そして二人ともが
飾らず気取らず、等身大の素の自分をさらりと出して
実に気持ちよく人と関わるのです
初対面とその後の印象が
これだけ変わる子たちもなかなかいないと思う
笑
だからこそ
コロナ禍の中であっても
たくさんの人の共感と好感を得ながら
旅を続けてこられたのだろうなーと…
コロナ禍の中の旅。
いろんな見方もあるでしょうが
こんな時だからこそ
こうしたリアルな出会いのすばらしさをしみじみと感じました
明るくあっけらかんと
大きな夢に向かって突き進む姿から
刺激も、示唆も、ワクワクも、ドキドキも、
たくさんたくさんもらったなーと…。
生き方や暮らし方
「生業」のこと
私たちが目指すものと、やりたいこと
若かりし頃の夢も含めて…
もうすぐ彼らは旅に戻ります
彼らとの出会いの中で感じた様々なことに
もう一度
自分なりに向き合ってみたいと思いました
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島後離島の日は21日
海士に戻って一仕事こなしたあと
25日あたり、本土に向かう予定なのだそう
「日本縦断中」と書かれたフラッグを背負って
国道9号線を西へ西へと自転車で走る若者がいたら
それはきっと彼らです
笑
出会われたみなさま
応援とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします
目指せ屋久島!
おまけフォト
隠岐上陸初日にウェルネスで買い物中に
「日本縦断」と書かれたタスキを見つけて声をかけてくれたのは
ブンテンのご近所さん
その日のお昼をごちそうしてくれたり
その後もいろいろ気にかけてくださったり
温かな関りがあったのだそう
というわけで
離島前の「一宿一飯」の恩義
笑