日本縦断旅の若者、旅立つ

日本縦断旅

たくさんの人に見送られて
日本縦断旅中のヤスくんとシンゴくんは
昨日、最終の高速船で旅立っていきました


3週間の間、彼らの荷物や撮影機材でごったがえしていた「しまとしょ」も
いつの間にかきれいに片づけられて元通りに…


キャンプマットに寝袋で彼らが眠っていたこの部屋も
いつもの空間に戻っていました




そして
今朝我が家が炊いたお米はたったの2合。
乾いた音を立てて落ちるお米の音が、こんなに寂しいものだったとは…


まあね
要は日常に戻っただけなんだけれど
彼らがやってきてからの2週間がとっても濃かったもんだから…
そして、今日はお店がお休みだったりするもんだから…
「寂しい」気持ちに向き合わざるをえず…

少々辟易中のブンテンです



島後出発の日
私は港には行けないのでここでお別れ

なんかしゃべれば泣きそうになるから
結果
なんも言えない
( ;∀;)



楽しいことが終わったあとって
だいたいテンションが下がってしまうもんですが
この反動、デカすぎる
( ;∀;)



それだけ彼らのエネルギーが大きかったということでしょうね

刺激をもらったのは私たちだけではなかったようで



最終日には有木小に招かれて道徳の授業に参加した彼ら
これまでの経験や思いを話したそうです

彼らのチャレンジ精神と行動力は
きっと島の子どもたちに大きなインパクトを与えたはず


それにしても…

今回の授業については
ほぼ打ち合わせ無しのぶっつけ本番
なんという度胸


彼らの情報をつかみ
これを企画した先生たちも素晴らしい!!

さてさて

ゆっくりと気持ちの整理をしながらの定休日も終わります

しょぼしょぼばかりしているわけにはいきませんしね

彼らからもらったたくさんの刺激をパワーに変えて
明日からまたぼちぼちと、がんばるとしましょうか…




彼らが海士から島後にやってくる際
「ブンテンに行けばなんとかなる」と言ってくれた人が
何人もいたそうです

…時々聞くそのフレーズ 笑…

そうは言ってもなんとかならないことが圧倒的に多いし
今回だって最初はまさかこんな流れになるなんて思ってもいませんでした

でも
「ブンテンにいけばなんとかなる」と、

そう思っていただけるような「場」になってきたのだなと思うと
私たちにとってそれはとっても嬉しいこと…

隠岐にあって、そういう「場」でありたい…と
それは私たちの「めざすところ」でもあるからです


彼らが隠岐と出会ったこと
私たちが彼らと出会えたこと
彼らの旅の一部を、ほんの少し、覗いてみることができたこと
彼らの世界観や夢を感じることができたこと


その中で

私たちの中にある「めざすもの」が
すこし輪郭を濃くして浮かび上がってきた気がしています



彼らがいつかまたこの島に戻ってきたとき

今はまだ妄想でしかない「めざすもの」を
ひとつの「カタチ」として見てもらえるよう
もう少し、がんばろうと思います





島を出る前に
浮波拠屋の神様…いや、出雲大社の神様にお詣りし
旅の無事と成功を祈るふたり

港にはたくさんの人がお見送りに…




また会える気しかしない。

でも
海の向こうに旅立つ人のお見送りは、やっぱり寂しい

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