熱帯夜とナツゾラ

真夜中に目が覚めて
お水を飲もうと部屋を出ました

ドアを開けたその瞬間
サウナの扉を開けた時のような感覚に包まれて驚きました

クーラーの効いたひんやりとした空気の層から
もわんとした生ぬるい空気の層へ…

夜中だとは思えない暑さ

完全なる熱帯夜です

我が家のお犬様、テンテンは
私たちと同じ部屋にあるゲージの中で眠ります

私が動こうともまるで動じずへそ天スタイルで…



そういえば…。

テンテンが我が家にやってきた年は
まだ夜は窓を開ければいい風が入ってきて涼しかった…
クーラーをかけて眠る日なんて
ひと夏に3晩、あるかないかだったなーと
健やかに響くテンテの寝息(というかいびき)を聞きながら…



毎年のようにどこかで起こる豪雨災害にしても
7月なのに「酷暑日」が続く異常な暑さにしても
世界中を席巻するコロナにしても
新たに登場したサル痘なるものにしても

これはもう
地球が怒ってるとしか思えない
( ;∀;)


今、地球の怒りを鎮めることができなければ
私たちどころか、この星の未来はない

今を生きる我々に課された
大きな大きな課題です


涼やかなナツゾラ

猛暑日を超えるような暑さの日のことを酷暑日というのだそうです

隠岐はさすがに40度を超えるなんてことはありませんが
まちがいなくここ数日は体感的に、酷暑…

でも

そんな日の空は総じて涼やかです


少しずつ日が落ちるのが早くなってきた
西郷岬灯台の夕暮れ時

水色から紫
紫から桃色
淡いグラデーションの世界がなんとも美しい夏の夕空

ぽっかり浮かんだちいさな入道雲が
夕陽を浴びて桃色に光っていました



夕陽を背中にせおって神々しく見えるテンテン

もうこれ以上歩かないよ行かないよとアピール中…

もう少し歩きたい私と
もう帰りたいテンテン


日々繰り返される攻防戦です

焼けようか、やめようか…
そんな感じの朝五時の八尾川上空

刷毛です~っとひと撫でしたかのようなすじ雲

なんだかわたあめみたいです

昔、近くのスーパーにわたあめが作れる機械がありました
お金を入れると
筒状の大きな缶の中央から
風とともに溶けたザラメが糸を引きながら出てくる仕組み…


それをわりばしで絡めとり
わたあめにするという具合です

わりばしも、自分の手も
わたあめでべちゃべちゃになるんだけど
それも含めて、楽しくておいしい記憶のひとつ…


西郷港のランドマークでもある西郷大橋
島の人は赤橋、と呼びます

ここからの眺める景色はちいさな絶景。

四季折々の表情を浮かべる空と海
それから
海すれすれにある人々の営みも含めて。
大橋から眺める西郷湾の景色
西郷港を見下ろすようにあるのは金峰山
こうしてみると美しい山姿ですね
反対側は下西の湾

山に囲まれた入江の風景は
まるで湖のほとりのようでもある

私の隠岐暮らしのはじまりは、この景色とともに。

毎日ここを通っていたのに
気が付かずに今日まで…

はるか、海を眺めながら咲くひと群れのミニヒマワリ

ワタシノキセツガキタ!と言わんばかりに
満開で咲くひまわりには
溢れんばかりの生命力を感じます



海とひまわりを一緒に納めたかったばかりに
この角度で撮っちゃったもんだから
写真に写ったひまわりは
そのほとんどが後ろ姿だったという
残念なオチはついてきましたけどね
(;・∀・)


植えるなら青い花、と決めている私だけれど
一番好きな花はやっぱりヒマワリだな、と、
ひまわり畑に立ちながら思う、夏の夕暮れでした

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