2024の始まりに…

2024が始まりました

2024のはじまりに起こった大きな地震と衝撃的な事故のニュースに
思いがけない訃報も重なって
なんとも言えない気持ちで過ごした三が日

私達が暮らす島は被害無く済みましたが
まだまだ余震が続く被災地の皆さんのことを思うと胸が痛みます

1日も早い地震の収束を祈るとともに
今、私にできることを考え続けたい。

この度の能登半島地震で被災された皆様に 心よりお見舞い申し上げます



そして

家族で新たな年の始まりを祝えること
仲間と駅伝見ながらおいしい酒を酌み交わせること
手を伸ばせばすぐそこに愛おしいもふもふがいて
そのぬくもりを感じながら暮らせるということ
いつもの年よりちょっと早めに始まった仕事始め
いそいそとその準備をするということ

そんな日々のことごとは
「当たり前」なんかではないのだということを噛みしめながら
「2024の京見屋分店」をはじめようと思います

本年もどうぞよろしくお願い致します



2024年 1月3日



大晦日と三が日のつれづれ



年越し麦酒に、と、おきのしましまビールを買いにきてくれた方…
家族で珈琲納めにきてくださった方…
わざわざ年越しのごあいさつに来てくれた方…
(忙しいのにスーパー駆け込みでわざわざ!!)

たくさんのご来店を頂いた、2023大晦日の午後のヒトトキ

テンてんちょううとともに
最後のオキャクサマをお見送りです

2023お世話になりました
2024もどうぞよろしくお願いします

ブンテンとテンテンより


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元旦は家族とともに
お節とお屠蘇とお雑煮で、恒例の年始め

松江特派員①は留守でしたが
松江特派員②がそのぶんお屠蘇をよく呑みました

そうか
お屠蘇をおいしいと思う、そんな歳になったのか!!
と…
そんなちいさな驚きを
お屠蘇とともにこくりと吞みほす新年の朝でした


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ブンテンとうさんのおうちから帰ってみると
ポストに届いていたのはこんなかわいい年賀状

町たんけんで、ブンテンに来てくれた子達からのものでした

一生懸命考えたんだろうなという文章も
ていねいに力をこめて一文字ひともじ書かれた文も
ちょこっと書き添えられたかわいらしいイラストも
なんともほのぼの♪

これはあの質問してくれた子が書いたもの…
これは輪ゴムでっぽうで盛り上がってたあの子のはがき…

1枚ずつ、「その子」の顔が浮かんできました

・・・・・・


夕方のお散歩の前に灯台に立ち寄りました

今年最初のフェリーが
ちょうどゆっくり本土に向かうタイミング…

青い海に浮かぶ、真っ白なフェリーは
いつ見てもカッコイイ


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能登半島を大きな揺れが襲ったその時分
隠岐の島も震度3の揺れが観測されました

空港公園をゆっくり歩いていた私は
それにはちっとも気が付かなかったのだけれど
今思えば、テンテンがソワソワして立ち止まってばかりいた…

その後、次々と届くLINEやメッセージで
当地の地震と津波の情報を知りました

空港の滑走路に急に灯りが点灯したのは
地震の影響の有無を点検するためだったのでしょうか


・・・・・

津波注意報が気になって
慌てて家に向かったその帰り道に目にしたのは
沖合に避難をはじめた漁船

揺れを感じなかった地震。
これから津波が隠岐に届くやもしれぬ。

家路を急ぎながらも
現実味がないままだった「地震」も「津波」も
この光景を目にしたとたん
得も言われぬ不安と共に
私の中で一気に「現実」となりました


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折も折
松江特派員①は隠岐に向かうフェリーの上…

おおきなフェリーだもの、大丈夫とは思いつつ
海の上でどんな具合なんだろうとか
ちゃんと着岸できるのかとか
やっぱり不安でたまらなかった…

ゆっくりと接岸するフェリーを見た時は
心底安心しました

後になって隠岐汽船さんのSNSで知りましたが
七類港で停泊するフェリーは
この日は沖合に避難停泊したそうですね
隠岐汽船のみなさんも
対応に苦慮されたことでしょう

・・・・・・・


夕方のお散歩がどうやら不満足だったのでしょう
夜騒ぎだしたテンテンをつれてカッパ公園まで出かけました

そこでふと目に留まったのが
猛烈な勢いで逆流していく、川面に浮かんだ木の葉と
川面よりも30CM程高いところについた潮の跡

押し寄せては、ひいていく
生まれて初めて目にした「津波」の気配です

こんな小さな波の動きも
やっぱり漠然とした不安を生む…

続く余震と津波への恐れの中
被災地のみなさんはどんな夜を過ごされているのだろう

希望に満ちているはずの新たな年のはじまりの日に
まさかこんなことが起こるなんて…。

なんともいえない思いの中で
この小さな「津波の気配」を見つめていました




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翌2日は「駅伝をみながらお正月(仮)」の会

年末年始は毎年その時々で
年越しのカウントダウン営業だとか
お正月早々の読書会だとか
いろんなことをやったりやらなかったりですが
これはなんとなーく恒例化してきました

島でひとりで年越しするワカモノ(若くなくても)を招いて
一緒に「隠岐のお雑煮」を食べるだけの会です

隠岐のお雑煮は
あご出汁を利かせたおすましにおもちが入っただけのもの。
それに、炙った岩ノリをたっぷりかけて…

シンプルだけど
私はこれが一番好きです


例年はお雑煮と、適当な「おせち風」の品だけど
今年は「ゆう屋」さんのお節のおかげで
いつになく豪勢でした


・・・・・


家族や仲間と過ごす「恒例」や「いつもの…」が
どれだけありがたいことなのか
それが改めて身に沁みた、この数日。

震度7という大きな地震のあとも続く余震
容赦なく押し寄せた津波
町をなめるように襲った火災
気温も低下し雨や雪も降るという…
倒壊した建物の下にはまだたくさんの人がいるというのに。

これ以上被害が大きくなりませんように
どうかどうか被災地のみなさんに、1日も早く日常が戻りますように

そう祈り続ける、この数日です


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