追悼 谷川俊太郎さん

予約していた本が届いていると連絡を頂いたので
ふらりと図書館へ出かけました

入ってすぐの企画コーナーには
谷川俊太郎さんの追悼コーナーが設置されていました

このタイミングでの企画展示…
思いのある方がいらっしゃればこそ。



国語の教材として親しまれているスイミーの絵本だったり
最近話題になった作品だったり
そうかこれも谷川俊太郎さんが手がけていらっしゃったのねと思うものだったり
谷川俊太郎さんにまつわる本が
いろいろにチョイスされて並べられていました

2019年から朝日新聞の連載コーナーをまとめた詩集。
日常の暮らしの中で浮かんだ「ことば」を集めて詩にしたのだそう…
みずみずしく豊かな感性に心つかまれつつ
ただただ読み入りました


ことばの使い手として、先生の右に出るものはいない
平易なことばでものごとの深い部分や真理を表すことに長けていた方だった

谷川さんの訃報にあたり俵万智さんが
谷川俊太郎さんのことをそんなふうに語っていらっしゃいました

これまで出会った谷川俊太郎さんの
さまざまな「ことば」を思い出し
ああその通りだと腑に落ちる、そんなコメントでした




誰にでもわかる平易なことばだけれど
やさしくて、拡がりがあって、そして、深い。


ご冥福を祈りつつ
谷川俊太郎さんの「ことば」と出会いなおしたいと思います


海士の友人が感銘をうけたと紹介していた絵本
これもまた谷川俊太郎さんの訳でした
小学校2年生の国語の教材としてなじみ深いスイミー
教室でも、わが家でも、音読を楽しんだ

スイミー、レオレオニサク、タニカワシュンタロウヤク…

リズミカルに、かろやかに響くその一文を
私はいったい、何千回聞いただろう

それ自体がもう、ひとつのフレーズとして
私の耳に馴染み胸に沁みついている


日本中の子どもたちは
スイミーの訳者が谷川俊太郎さんだってことを

きっと、ずっと、忘れないと思う

スヌーピーのコミックの訳も、実は、谷川俊太郎さんです

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