知夫の古民家レストラン、Chez SAWAへ行くの巻

最近、何かと話題にあがる「知夫里島」
隠岐諸島の中で一番小さな島ですが、移住者も増えて活気もあります

飲食店もいくつかできましたしね
ゲストハウス(古風の宿『孤島』)や
絶景サテライトオフィス(知夫里テラス)も話題です

知夫の観光協会で見つけたランチマップ
行ってみたいところだらけ!!



めにーでーるさん、知夫里水産さん、など
こだわりをもっておいしいものを作られる事業所さんも活躍中!

そして…
島後でも話題になりまくっている
「知夫の古民家レストラン・Chez SAWA(シェ・サワ)」


知夫の食材をつかったおいしいフレンチと
オーナーのおふたりのお人柄でじわじわと人気があがり
知夫里島に行く、その理由のひとつにもなるというレストランです

出会いの縁あって…
シェ・サワさんの次なる進化にむけて
現在、泊まり込みで宿泊棟の施工を担当しているのは
当店の風待ちofficeでも活躍してくれた
若き棟梁Sくんとその仲間Tくんの施工ボーイズ!!

これはもう
彼らが仕事している間に
なんとしても行かねばなるまい、知夫里島へ!!


というわけで
ふらりと知夫里島まで行ってまいりました







知夫里島へ、いざ!!

知夫里島へはフェリーに乗って♪

久しぶりの島前上陸!!
しかも、「超」久しぶりの、自転車で…
(; ・`д・´)

…乗れるのか、私…

小さくてかわいい来居(くりい)港のフェリーターミナル
私たちは青いタイレルで
一緒に行くことになったミズマックスはEバイクで

・・・・
まずは、ターミナル内の観光協会で情報収集。

シェ・サワの大まかな場所と道路事情を教えてもらいました
…坂の勾配確認は必須!!…

ターミナル内には
知夫里水産さんの商品が買える「どひえもん」の他
めにーでーるさんのお菓子なども販売されていたりして
ここでもちょっと旅気分を味わえる♪

そんな中
ひときわ目を引いていたのは、コレ

▼▼▼

編みぐるみのタコさんが乗っかった
ちぶり島おみくじガチャ


手作り感あふれるタコさんを見ているうちに
つくった人ってどんな方なんだろな~と
ついつい想像も膨らみます

しかも。
引いたおみくじは
タコの足に結ぶシステムらしい


これはもう絶対引きたくなるヤツーーー!!!

と、ガチャっとまわしてみました。

コロンと出てきたシェル型のカセットには
いくつかのシーグラス♪

肝心のおみくじは、といえば…

大凶だった

(;’∀’)

大凶ではありましたが
書いてあることはいちいち面白くって
大凶ごと、楽しめましたよ

「ウン」を踏まないように走ろう、と心に誓いつつ
とりあえず、出発~♪


・・・・
まずは、名水「河合の湧き水」へ…

冷たいお水で顔と手を洗いひと息いれたら
たぬきの台座に書かれている文字を胸に刻んで、出発!!

観光に向かうミズマックスとはここで、いったんお別れ。

私たちはお世話になっている方々に
ごあいさつをしながら目的地まで向かいます

・・・・

ちいさな島ですが勾配は割と厳しい…

久しぶりの自転車はやっぱりキツかったですね~
( ;∀;)


けれど
登り切ったところに待つ絶景と
その先にある(はずの)下り坂に「やる気」をもらいます

平たい島が「浅島」
右手のこんもりした島が「神島」

・・・・
ひーひー言いつつも
なんとか最初の「とうちゃこ」ポイント
「知夫里テラス」に、とうちゃこ♪

日本海を一望できるサテライトオフィス、「知夫里テラス」。
コワーキングスペースとしても利用されています

テラス席も絶景!!
店内もいろんなスタイルの席があって魅力的!!

どこに座ろうか迷うくらい♪

気分はテラス席でしたが
この日はまだ気温も高かったので
窓際の席で冷たいジンジャーエールを…

キャンプ場もあるという島津島も見渡せて
なんとも心地よく開放感あふれるスペースでした

これなら仕事もはかどりそうですね


・・・・

冷たいドリンクと絶景で鋭気を養ったところで
次の目的地に向けて出発~♪

走っていると、ほのかに漂ってくる牛の気配。
牛さんの食事どころなどがあちこちにありました

この感じ…
島後ではあまり見られない景色ですね
ここはある意味、島全体が放牧地なんだなーと実感。


それにしても…

知夫里の海の美しさよ!!


・・・・


峠を越えた次の集落で
ちいさな漁港沿いに建つ立派な加工場、発見!!
ここが知夫里水産さんでした

当店でも扱わせてもらっている
おいしい燻製やブリカレーなどもここでつくられます

あくまでも地道に、実直に。
素材と製法にこだわって、確かなおいしさを届けたい…


そんな社長さんの熱意を感じる職場の空気感でした



・・・・

それから向かったのは
島とうふどーなつや檸檬ケーキなどで人気のお菓子屋さん
めにーでーるさん

最近、所さんの番組でも取り上げられて
大きな話題になりましたね

私たちが訪れた時はちょうどお菓子作りのまっただ中だった模様
ご夫婦ともに白衣で登場♪

明るく元気なおふたりの笑顔には
ついつい引き込まれてしまうものがありますね

・・・・

寄り道したかったけれど
寄り道できなかったところも何か所か…


「のらり珈琲」
牛飼いであるご主人が営む、のらり珈琲さん

窓から海を眺めることができる、レトロな空間…
SNSで知ってから
いつか訪れてみたい場所のひとつとなりました
この日は残念ながらお休みでしたので
またの機会をねらおうと思います

・・・

写真がうまく撮れていなかったのですが
「古風の宿/孤島(ゲストハウス)」さんも発見!!

ここは、地元出身の方がオーナーです
…愛しのTくんママの友人…

覗いてご挨拶したいところでしたが
集合時間も迫ってきていたのでまたの機会に…


・・・・

最終目的地「シェ・サワ」さんまであと少し…

そんなタイミングで
Eバイクを乗りこなすミズマックスと合流
…というか追い抜かれる…

途中、絶景に目と心を癒されながら
峠道をクリアしていきました

この日は快晴!
海に差し込む光のせいで
海の青の美しいことといったら…



隠岐諸島を囲む海はどこも美しいのだけれど
知夫里の海の美しさはやっぱり別格。

ほれぼれするほどの、青でした


・・・・

さてさて

この日一番の目的地『シェ・サワ』は
果たして、ちいさな集落の奥まったところにありました

フレンチのレストランをイメージして探すと
絶対にみつからない

でもそれはきっと、ここの魅力のひとつ。


肩肘はらずに、誰かの家に遊びに行くような気持ちで
素敵な時間を過ごしてもらいたい…
~HPより~

ここに立った時、HPにあったそんな言葉をふと思い出した

・・・・


お久しぶりの、サワさんと里野さん♪
お久しぶりの、施工ボーイズ♪

再会を喜びながら
念願の「シェ・サワ」へ潜入~♪

こらえきれないワクワクに小躍り気味の我々ふたり。

古い民家の風合いは生かしつつ
お洒落なしつらえと清潔感ただよう空間となっているエントランス

入口手前にあるのは、ワインセラーです
ピカピカに磨き上げられ、清潔感あふれるキッチンと
そこに立つ後ろ姿がなんともいえずかっこいい、シェフ里野さん

お話するととっても気さくで愉快な方です



1日1組限定のフレンチ
ゆったりとした和室のよさはそのままに
とってもおしゃれな佇まい

手前の2人が施工ボーイズ
現在、泊まり込みで作業中です

時々はシェフ里野さんの「賄い」も食べられるらしい!?
なんて羨ましい!!!



ではでは
この日のお料理を一挙公開♪

お品書き
朝、シェフが釣ってきたお魚はじめ新鮮な魚介
サワさんが畑で育てたお野菜が
素材としてつかわれるという品々
贅沢なこと、この上なし…

飼育していた軍鶏を「知夫里の地鶏」として申請、受理!!
隠岐初の地鶏となりましたよ
地鶏『知夫里軍鶏』のコンフィもまもなく楽しめるのだそう

じゃがいもと人参の冷たいポタージュ
コンソメジュレ
海鱒とオクラ ズッキーニのテリーヌ
サザエの香味焼き
釣りイサキの軽いマリネ炙り
白いか夏野菜詰め
鯵のクリスピーと鯒のロティ プロバンサル
鴨の蜂蜜と香辛料焼き 無花果のソース
ブランマンジェ
青じそのソルベ
海士の塩とローズマリーの自家製パン

センスあふれる盛り付けと
素材の味が凝縮されたおいしいお料理は
どれをとっても
何を食べても
感動感激のひとこと


隠岐の素材とフレンチの世界が
シェフ里野さんの腕によって
見事なマリアージュを遂げています

そのお味はもちろん絶品
お皿が運ばれてきたときのあの感動ごと
最高の「ごちそう」でした


そしてなにより
おふたりの、気取らないおもてなしとおしゃべりも
あの時間を最高に楽しめた理由のひとつ

サワさん
里野さん
最高のランチとおもてなし
そしてこの出会い(絶対奇跡!!)に
心より感謝いたします

ありがとうございました

!(^^)!


・・・・・


Chez SAWA
~シェ・サワ~

「シェ・サワって、サワちゃんのおうちっていう意味なんです」
最初にお会いした時にそう教えてくださいました
お料理を食べながら、そのことをふと思い出して
なんだか、ほっこり
(*^^*)
おふたりの雰囲気がにじむ、すてきなネーミングだな…と。



前日までの要予約制
ランチとディナーを楽しめます

〒684-0105 島根県知夫村仁夫2293

(050)8885-0767

ホームページ Chez SAWA

おまけフォト

楽しすぎて、港まで自転車で帰らればならないことを
計算していなかった我々…

帰り道を、ひーひーひた走り…
危うく乗り過ごしそうになった内航船に
なんとか滑り込みでセーフ!!

乗り場前には
お見送りにきてくれた、シェ・サワのみなさんが。

しかもそこに混ざって
現在知夫里暮らし中の我が同級生Kちゃんの姿も!!

まさかお見送りに来てもらえるなんて
同級生も一緒になっちゃうなんて
こんなことってある!?

島から島へ日帰りのプチ旅だというのに
なんだか胸アツのひと時でした
( ;∀;)

高校時代の同級生Kちゃん
知る人ぞ知る
七類のスナック「樹海」の大人気ママさんです

いつもは離島する人を見送る役目の私たちですが
かくして、知夫のみなさんに見送られながら離島するという
得難い経験をすることができました


隠岐諸島の中でも一番小さな知夫里島での暮らし…

そのよさも魅力ももちろんながら
不便も多いことは、想像に難くない。
私たちがふらりと訪れただけでは見えてこないご苦労だって
きっとたくさんあるはずです

ただ
『島後もいいですよね、でも、私はやっぱり知夫がいい。』
と、そう言い切る若い移住者の、なんと多いことか。

サワちゃんもまた然り、です

そんな方々の言葉から
ここでの暮らしの中にある豊かさのようなものを感じます

優しく、時に厳しく、何もかも包み込むようにある自然
ゆるやかに流れる時間の感覚
ここに暮らす人々の豊かさと、心の距離感

ここにしかない、なにか。

それを感じに
また、ゆっくりと、知夫里に遊びに行こうと思います
…私は『島後で暮らしたい派』ではありますが…

Kちゃんが持たせてくれた保冷バックからは
こんなに大きなアワビとゴロゴロサザエがどっさりと…

海の恵みと、彼女の思いがつまった
大きくてあったか~い、おみやげ。

怖がりなテンテンはちょっとビビッてます


絵本「しまゆらり」

知夫に移住してきた女性PONさんが
知夫での暮らしで感じたことを表現した絵本です

これを制作した彼女もまた
知夫での暮らしに魅せられたひとり。




pon labo

~ponさんのInstagramより引用~

小さな島で暮らしはじめて1年。
島をめぐる豊かな自然や人と出会って
固くなった心がゆるゆるとほどけていきました
そんな島での想いをつめこんだ一冊です
一歩踏み出せない時、日々に疲れてしまった時
ゆっくりとながめてもらいたい作品です





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