八幡さんの夜桜とスーパームーン

夕ぐれ時の八尾川橋を通りかかり
見事な月に目を奪われました

その大きさ
その輝き


スマホではこれが限界
月の迫力がちっとも伝わらないのが至極残念
(;’∀’)

この日の月はスーパームーンだったのだそう



家に帰ってからも
ご飯が終わってからも
もちろん麦酒を呑んでしまってからも
やっぱりあの月が気にかかる

そして
我らが八幡さんの夜桜も今が見ごろだったと思い立ち
ひっそり、ひとりで、八幡さんまで出かけました



神社に向かう階段をあがってみると
まっくらな中、そこだけがぽっかりと桜色


八幡さんの桜が見ごろになると
茶輪拠屋さんがこうしてライトアップをされるのです

それを楽しみに
ご近所さんもお花見にあがっていらっしゃいますが
緊急事態宣言が発令された今
さすがに静かな八幡さんの夜桜の景色です




夕方八尾川の上だったおつきさまは
八幡さんの鳥居の上、桜の向こうで、煌々と…


ひときわ美しく光るスーパームーンの輝きもあいまって
八幡さんの夜桜の美しさも増し増し



その妖艶なまでの美しさに引き込まれ
いつまでも去りがたい気持ちで眺めていたところ
背後から
「きれいですね」と声をかけてくださる方が…


私?

いやいや
桜だよ
(;’∀’)


帰宅途中、暗い夜空に浮かび上がる桜が目に入り
寄ってみたというスーツ姿のフレッシュな青年がひとり

思いがけずできた「花見仲間」です



『もしかしてこの春転勤で隠岐にこられました?』
『そうなんです』
『もしかしてK職さんですか?』
『あ…はいそうです』

島人ならではの特殊能力『島外者さん察知能力』を発揮しての事情聴取に
「花見仲間」さんはさぞ驚かれたことでしょうね


島暮らしが長くなると
自然に身に着く特殊能力なのです


そうこうしているうちに
階段をあがってくる人影がひとつ
そしてまたひとつ

上がってきたのは夜桜を撮りに来た男子2人組
ブンテンブログでもおなじみの写真先生K&Kでした♪

月夜とはいえ辺りはやっぱり薄暗い
顔もよく分からないままではありながら
夜桜の下で出会った偶然は仲間意識を生むのでしょう

キャンプが好き!?
写真も撮りたい!
あれ?もしかして同い年!?

…ずいぶん省略しましたが…


そんな感じでつながって
いつの間にか「さくらの友」になっていかれましたよ


隠岐の島ぐらしを楽しむポイントは
やっぱりヒトとのご縁をつむぐこと…
これに尽きると私は思う


桜が導いたご縁ですね


私ももちろん「京見屋分店」のPRをがっつりさせて頂きました


この日つるんだ「さくらの友」たちが
一緒にお店にきてくれたりなんかしたらサイコーです

その暁には
八幡さんにお礼詣りに行かないと、ですね


そうこうしているうちに
この夜桜の仕掛人がライトオフのために登場


ライトアップは誰かのためにやるんじゃない
自分のためにやってるだけだ


なーんて
格言めいて語ってみせる夜桜仕掛人さんでしたけど
いえいえどうして
おかげでこんないいご縁も生まれました


このライトアップが始まったのはいったいいつ頃だったでしょうか

ご近所さんも、そうでない方も、
毎年楽しみにしていらっしゃるライトアップ企画
桜の季節限定
西町界隈の名物となりした

ご存知の通り、こだわり派の仕掛人ですのでね
桜が美しく見える角度ももちろん研究済み
毎年いろいろに工夫されているのだそう


コロナ騒動で
今年はみんなで花見…というわけにはいきませんが
来年もまちがいなく桜は咲く
ライトアップもまちがいなく



来年こそ
みんなでわいわいお花見でしたらいいですね


さてさて
もりあがる男子たちとお別れして
私は一足お先に家にむかって帰りました

振り返るとそこには
ほっこりと浮かび上がるように夜桜が…

帰宅途中だったという「花見仲間」さんは
この「さくらの景色」に呼ばれたのでしょう




2020の世間桜

今年の世間桜

朝日を浴びてにおい立つばかりの女桜
4人と1匹のブンテン一家
それから若いオトモダチと

アバレンボウくんが島を発つその前日に登りました
いい記念になりました


世間桜のことはまた改めて…
きっと桜が終わった頃に…

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