cafeKyou OPEN♪

今日のblogは長いです

ほんとにほんとに長いです
(;・∀・)


覚悟をお願いいたします
<(_ _)>

地域とのコラボカフェ cafeKyou

15日と16日は
ブンテンのカフェスペースがいつもよりぐんとグレードアップ♪

養護学校さんと地域のコラボカフェ
cafeKYOU がオープンしました

隠岐養護学校高等部さんの授業の一環で
自分たちにできることで地域をもりあげたいという
そんな願いがこめられた活動です

最初はブンテンにお声がけをいただいたコラボカフェでしたが
生徒さんたちがいろいろと調べる中で
オハナカフェさんや樹さんともコラボが決定

スペシャルチームを結成しての
cafeKyouオープンとあいなりました
!(^^)!

珈琲担当は『cafe unknown』さん


ブンテンでおなじみの樹珈琲のマスター樹が
現在都万の海洋センター2階にて
不定期でオープンしている
『cafe unknwn』

本格派の珈琲が楽しめるスポットです




スイーツは
オハナカフェさんの絶品シュークリーム

八番館の名物シュークリームを受け継いだ
いわば西町の味


この2店がタッグを組んだ
cafeKyouならではの絶品コラボメニュー
!(^^)!

ブンテン単独ではありえなかった ♪


ランチョンマットは沙織織
手工班に所属する生徒さんたちが織り上げたものだそう
焼き杉のコースターは木工班の生徒さんが制作したもの
カップの色に合わせられるよう
焼き色を3段階にして作られるというこだわりの品でした!

お皿ももちろん手作りです
シュークリームを載せるのにほどよいサイズ
このcafeめがけて準備されてきたのでしょうね

白いテープが貼ってあるのは
おしぼりを置く目印です

これがあることで
サーブを担当するおこさんが
スムーズにオシゴトできるようになるのだそう

そんなちょっとした「手がかり」が
とっても大きな「支援」になるのです

cafeKyouの本番は16日ですが
15日にはその練習も兼ねてプレオープン♪

チラシを見て来てくださった地域の方や
養護学校の先生方や
「練習」とはいえ
たくさんのお客様がご来店

その中で感じたよかったことや反省点を生かして…

いよいよ16日!!
cafeKYOU『本番』スタートです


みんなでデザインしたというお揃いのカフェエプロン
そのど真ん中には
ひとはりずつ丁寧に縫い取った「Kyou」の文字

アクセントに縫い付けられた小さなベルトは
みんなが織った沙織の布でできています


なかよく
明るく
たくましく

養護学校の校訓を背中に背負って
みんなで楽しくがんばるぞ
!(^^)!


・・・・・・・・

ドキドキしながら待つこと数分


この日一番のお客様は
隠岐と言えば…なこの方♪

ご来店ありがとうございました
!(^^)!


お一人目のお客様をゆったりと迎えたその後は
次々とみなさまご来店です

もちろん
感染症対策はバッチリと…

入口での検温と消毒
既定の人数を越えるようなら
お待ち願ってからのご来場です



事前学習で見学に行ったりチラシを配ったりした地域のお店のみなさん
そのチラシを見てご来店くださった近所の方々
隠岐養護学校の名物校長だったY先生も
『cafeKyou』にかけつけてくださいました



このcafeに関する授業は
県立支援学校の研究発表会での公開授業でもあり
なんと
県下の支援学校から30名ほどの先生もご来場

参観の先生たちの中には
以前隠岐養護学校にお勤めだった先生方の顔も…

cafeKyouがあったおかげで
懐かしいみなさんにもお会いでき

それもとっても嬉しかったな


その人数になると
一度にここで子ども達の様子を見て頂くことは難しい…

そこで
オンラインで養護学校とブンテンをつなぎつつ
学校でwebでの授業参観と西町のcafe参加
途中交代しながらの授業公開でした

なんてハイテク~♪

今やそんな時代になったのですね~


そんな緊張感もありながら
生徒さんたちはなかなかたいしたものでしたよ

15日の振り返りを生かしつつ
みんながそれぞれ生き生きと
我が担当のお仕事に向かいました


オキャクサマへの対応は
しっかりと顔を見て…
タブレットレジを使いこなし
計算もばっちり

お金のやり取りだけではありませんよ

元気よく気持よく
お礼の気持ちを伝える姿もすてき!


尋ねられたことには
顔を見て気持ちよく受け答え

自分では分からないことを聞かれたら
分からないので聞いてきます、と
一緒に働く仲間に確認し
改めて返答します

それって
とっても大事なこと


前日の振り返り出てきたキーワード
「笑顔」
これもばっちりでしたね
!(^^)!
新しいオキャクサマが来られると
まずはおしぼりとお水を運びます

お客様の中でこのcafeの印象が決まる
そんな出会いのヒトトキ

大事なオシゴトです
何回運んだらヒトトキのリフレッシュ
それからまた一仕事

先生とのやり取りの中で活動全体の流れに見通しを持ち
時間いっぱい取り組みます
!(^^)!

見通しが持てると頑張る力は持続するもの
それは大人だって同じことですね

お客様に合わせての対応なので
マニュアル通りにはいかないことも多い接客業ですが
そんな中でも子ども達が見通しを持てるよう
先生方の工夫と支援がありました


やりきった感満載♪


それにしても
楽しい時が過ぎるのは本当にあっという間



やりきった感と名残惜しさが入り混じる気持ちの中で
最後のお客様を見送りました

おわった~!
おつかれさま!!
ほんと楽しかった!!!

そんなことばを満面の笑顔でかけあいながら
終わってしまったのが寂しすぎて
チョコッと時計を巻き戻したい
そんな気持ちにさえなりました


さて
終了後は全員での振り返りタイム

cafeKyouのメンバーひとりずつが
この日の感想を伝えあいます



ひとりひとりの声のハリ
ひとことひとことににじむ充実感
みんなの顔にあふれる笑顔と達成感

生徒さんはもちろん
一緒にオシゴトさせてもらった
cafeKyouのメンバーも
見守り役に徹していらっしゃった先生も
みんなおんなじ

なんともいえない高揚感に
みんなでやりきった充実感と達成感
それをみんなで共有しあう温かな一体感…


なにより
心の底から楽しい時間でした


このプロジェクトの狙い通り
まちがいなく
私たちは笑顔と元気をもらったなーと…





見て、みんなのこの顔
👇

おしまいは
りんくんの発声で万歳三唱

笑顔爆発!


でも
終わってしまった寂しさと名残惜しさで
複雑な感情がこみあげた一瞬でもありました

店長さんの声がしょぼしょぼだったのは
きっとそのせい



数年後にはこの学校を巣立ち
社会に出ていく彼らです


自分の特性にしっかり向き合いながら
丁寧で実践的な学びを繰り返し
この学校で身に着けたたくさんの力を糧に
地域を支える1本の柱となっていくのでしょう

・・・おまけフォト・・・

がんばった3人に樹兄貴からの贈り物


彼らが働くようになってもずっと
活躍してくれるはず

タフでかっこいいスタンレーのボトルです

・・・・・・・

cafeKyou開催は2日限り

でも
半年も前から丁寧な準備を重ねたうえにある2日間です

コロナ禍の中、沈みがちな地域を
自分たちにできることで盛り上げたいと立ち上げたプロジェクト
『今こそ地域で一丸!俺たちがこの島を元気もりもり計画!』
その一環のカフェ体験でした

生徒さんたちの「やりたい」気持ちを大事にし
そこに先生の思いを重ねつつ
実践的な学びを繰り返し
このプロジェクトは展開してきたのでしょう


zoomでの打ち合わせだったり
電話での連絡調整だったり
一緒に町歩きをさせてもらったり
…テンてんちょうもいっしょにね…

私達もそのプロジェクトのほんの一部分
ご一緒させていただきました

でも

常に子どもたちの思いの方向や授業の展開を
先生から都度都度に、細やかに、ご報告くださったおかげで
なんならずっと一緒に並走していたかのような
そんな気持ちさえしてしまうのです






この子達が社会に出た時
ふらっと立ち寄れる場所ができたら嬉しいと
先生はおっしゃっていました

ブンテンが
この西町が
彼らにとってそんな場所になってくれれば
それは私達にとってなんて幸せなこと



誰かにとって心地よくいれる場所を作りたい

そんなことを
改めて思いました

地域を元気に!という思いのもと
半年に渡り活動してくれた隠岐養護学校のみなさん

授業の進展をいつもいつも細やかに報告してくださり
想いを伝えてくださった先生方

突然の展開で町めぐりにでかけた折
快く見学を引き受けてくださった商店のみなさま

cafeKyouに足を運んでくださったみなさま

本当にありがとうございました

…おわりに…


今回このcafe体験をお受けすることにした理由は大きく2つあります

1つはこのプロジェクト自体の魅力です

数年後には社会に出ていく年齢の子ども達が地域に出て
実際のお店で販売体験をするということ…

職場体験とはまた違った意味で
子ども達の経験値が大きく拡がるにちがい違いありません

コロナのせいで狭まりがちな学びの場ですが
そんな中いろいろな対策をとりながら
地域との接点づくりに努めようとされる先生の姿勢
そこにもぐっと惹かれました

支援学校がどんな場所であるのか
どんな学びがそこにあるのか
みなさんに知っていただく1つのチャンスにもなりますもんね

もちろん
地域をもりあげたいという子ども達の思い…
それが土台にあってのこのproject

これがとっても嬉しかったです




そして2つ目

今回の授業を計画された先生方と
細やかな連携がとれる関係があったということです


お買物だったり
麦酒を呑みにきてくださったり
いろいろな機会にお店に足を運んでくださっていた先生方

まさしくそれは『常連さん』
!(^^)!


もちろん
ブンテンだけではありません

おやすみになるとご家族でぐるりと西町歩き
おやつを買ったり
パンを求めたり
そうしながら休日のひと時を過ごしておられる場面に
ほんとうによく出会いました



だからこそ
授業にかける思いも
その中でどんな力をつけたいのかも
細やかに継続的に聞くことができたのです

並走していた気分になった、と書きましたが
それはきっと
そうした関係性があったからこそなんだろうと
今、改めて思います




今は本土にいらっしゃるA先生にも
この日の子ども達の様子を見ていただきたかったなー


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