3月になりました
そして…
3月になったとたんに、冬が戻ってきちゃいました
3月1日は舞い散る程度だった雪でしたが
2日の日は窓を開けると屋根も道路もうっすらと雪化粧…
テンテンと店長さんが朝のお散歩ででかけた灯台あたりも
地面は雪に覆われていたようです
ただ、空の色も雲の感じも日差しの気配も
やっぱり「春」のそれ。
雪をハムハムと食べるテンテンの背中越しの洋上には
一直線に航跡を引きながら走る高速船レインボージェット。
お待ちかねだった高速船レインボージェットも
いよいよ運航開始ですね
例年2月中に運航が始まっていましたが
今年は3月を待ってのスタートでした
人手不足もその一因とか…
高速船が走り出すと
隠岐と本土、島前島後間の行き来がしやすくなって
島の暮らしの利便性はぐっとあがります
●島後から島前への日帰り旅は1年間可能。
●島前から島後への日帰り旅は、高速船運航の間のみ可能。
仕事や通院などで半日ですむような要件でも
島前の方が島後に出かけるとなると
フェリーの運航しかない冬場はどうしても泊が伴うのです
例年に比べると少し遅めとなった、高速船運航開始
そして
初運航はこんな名残り雪の中で…
でも、高速船運航開始の知らせが届くと
やっぱり「春到来」を感じてワクワクします
島ならではの季節感です
隠岐水産高校卒業式
さて
そんな雪の舞う寒い寒い弥生月のはじまりの日
県下県立高校の卒業式が挙行されました
島後には3つの県立の学校があります
隠岐高校と隠岐水産高校は3月1日に。
隠岐養護学校は3月13日に、それぞれ卒業式が行なわれました
我が家にはもう高校生はいませんが
ご縁があって、隠岐水産高校の卒業式に参列させていただきました
凛とした空気感の中での卒業証書授与式…
通常、卒業証書は一人ひとりが校長先生から受け取るイメージですが
本科・専攻科各コースの代表が受け取る形で行われた卒業証書授与。
また、各種資格取得者や表彰者の紹介もありました
次々呼ばれる名前と、凛々しい返事を聞きながら
ここは社会での即戦力となる力を身に着けるところだ、と語られた
いつぞやの校長先生のことばを髣髴とし
さすが実業高校、と、得心の思い。
資格取得率は県内高校では群を抜いているという当校
今年はなんと1級海技士の資格取得者もいたのだそう!!
資格の種類も水産系に限らず多岐に渡ります
進学先もいろいろ。
進学や資格取得に向けては
補修や個別指導など丁寧な指導があるのだそう
すばらしい!!
どのシーンも心に深く残りましたが
特に印象的だったのが、卒業生代表の答辞です
全国の高校生は100万人
水産高校生は2000人
わずか2%の存在となる自分たちは
ここに来なければ出会えなかっただろう未来をみて
ここで培った水産魂(熱・意気・団結)を胸に
これからの道を進むのだ、と。
門出にあたって
淡々と、堂々と語られる言葉の端々には
ここで学んだこと、この学校への誇りが満ち溢れていた…
ここで培った力と
ここで出会った仲間と
そして
この学校そのものが
彼らの誇りとなり、前に進む力となって
未来に向かって進む彼らの背中を押すのでしょう
いい卒業式でした