アサギマダラに出会い隊2025、始動!

この夏の猛暑に一区切りつけるかのように
午前中には警報レベルの豪雨となった10日の隠岐の島

そのせいか
午後になっても30度を超えることなく
過ごしやすい日となりました

変わらず雲はどんよりとして
大気の不安定さは続いているものの
雨はあがって、セミの声が戻ってきた‼

店先のアゲラタムも、フジバカマも
自然の恵みを浴びてなんだか涼し気に見えますね

手前の蕾をつけた花がフジバカマ
言わずもがな、秋の七草のひとつ。

その向こうの青い小花がアゲラタムの園芸種
白と青の苗を混合で植えたのに
2年目の今年は断然青が多い。



さて
「アゲラタム」に「フジバカマ」…

この2種の秋の花から連想する蝶がある方、手を挙げて♪


フジバカマに、アゲラタムといえば
もちろん…

アサギマダラ‼

ブンテンに咲いているこの2種類の花は
昨年、アサギマダラを呼び寄せたい、と
アサギマダラに出会い隊隊員Nちゃんが分けてくれたもの…

blogより『旅する蝶アサギマダラin隠岐の島

今年の酷暑を乗り越えひとまわり大きな株となり
なんとか花を咲かせてくれたのです




昨年はついにアサギマダラと感動の出会いを果たした
我ら「アサギマダラに出会い隊」
なんと、今年で結成3年目‼
~勝手に活動してるだけですけどもね~

今年も熱意ある隊員各々による捜索活動の成果が
続々と(ぽつぽつと…)寄せられています


やたらめったら林道を走った1年目を思うと
捜索活動もずいぶんと進化・効率化して
アサギマダラが好む花が咲くルートや吸蜜行動のパターンを考え
「あたり」をつけられるようにもなってきました
~隊員N&Nのおかげ~

それらの目撃証言を脳内マップに落とし込みつつ
次の捜索活動に意欲を燃やしているところであります


さて。
今年は何羽のアサギマダラに出会えるのか

そして…
バタフライガーデンinニシマチに
アサギマダラが舞う日はやってくるのか⁉

乞うご期待ということで
!(^^)!


アサギマダラに出会う旅

捜索活動にいそしむ隊員達の情報に刺激をうけて
我らも出かけてまいりました、アサギマダラに出会う旅♪
~時はちょこっと遡り、8月終わりの定休日のこと~

向かった先は、横尾山ルート。

8月の初旬に
ヒヨドリバナに群れるアサギマダラが目撃された山道です

いつもは対向車に出会うことの少ない皆市線ですが
見よ!この車列‼

西田の道路陥没のため
この通りの通行量が激増していたようです


山道に入ると霧が立ち込め
木々はしっとり濡れそぼっていました

走る道々、その道端には
アサギマダラが好むというヒヨドリバナがあちこちに…

フジバカマは見かけなかったものの
昨年アサギマダラが吸蜜していた謎の白いもしゃもしゃの花や
秋の七草のひとつオトコエシなども咲いていた模様…

木立の切れ目、ぽっかりとお日さまが当たる場所には
低木に覆いかぶさるようにして茂るセンニンソウも。


センニンソウ自体にアサギマダラが寄るわけではないのですが
フジバカマとは同じ仲間にあたり、生育環境も同じ。

だとすれば…

条件の良い日にまたここを走ることで
アサギマダラに出会えるに違いない

という確信。


この日は結局このルート上で
めざすアサギマダラとの遭遇はなりませんでした


壇鏡の瀧へ

この日はテンテンのお散歩を兼ねての「出会う旅」…



そろそろしびれを切らしたテンテンからの「圧」により
捜索活動は断念して、壇鏡の瀧でお散歩タイムをとることに。


駐車場に車を停めるとまず眼に入るのがそびえる2対の夫婦杉。
その杉に守られるように鳥居が立っています

今年のGWわが友来島の折の写真より…
見てこの杉の迫力!


鳥居を挟んで向こう側とこちら側…。
ここに立つと
神様の領域と人の領域、その境目を思います

下界の暑さが嘘のように
真夏でもひんやりした空気が漂う参道は
いつ訪れても幽玄の世界

滝の水を集めて流れる渓流には
オキサンショウウオ(幼生)やヤマメの姿も!

テンテンも山のにおいが気になるのか
渓流沿いに続く杉木立の下
くんくん、くんくん、くん活しながら歩きます

歩くこと10分ほどで三の鳥居が見えてきます




随神門のところから
ちょこっとだけ滝を臨いてみたところ
男瀧女瀧ともに如雨露で水を撒く程度の落水でした

雨が降らなかったこの夏…
この日の朝のひと雨くらいでは
そのリカバリーは到底無理だったようです
(;´・ω・)

ただ
森の香りと幽玄な気配の中に身を置いて
ゆったり過ごす心地よさは格別ですね

身も、心も、すっきりとリフレッシュしましたよ

木の幹に張られた蜘蛛の巣は
雨粒をまとって、ちいさなアート作品のよう
二の鳥居をくぐって、人間界へ…

壇鏡の神様お邪魔いたしました
またきっと参ります



さて


壇鏡の神様の思し召しであるかのように
この日の「出会う旅」のクライマックスは
突如として訪れます

壇鏡の森の一部と化したかのようなご不浄から
一歩、外へと足を踏み出した私の目の前を
ひらり、ゆらりと、横切っていった大きな美しい蝶々が一羽…

なんと
アサギマダラだったのです

カメラをもっている店長さんを呼びに行く間に
アサギマダラは深い森に吸い込まれて、その姿を消していた…

一瞬の再会ながら
沸き立つような胸のときめきはいつまでも胸に。

謎多き蝶、アサギマダラとの感動の再会でした



おまけフォト

横尾山から下山途中
木々の切れ間から見えた島前の島影

右端の切り立った崖は摩天崖?
こうしてみると、島前は近いものですね


・・・・・

まだまだ歩きたそうなテンテンとともに
水仙ロードで再びのお散歩

どこまでも広がる黄金色の海。
時折吹く風は足跡を残しながらこの海を渡ってゆきます

重栖平野は今まさに実りの時です

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