いろいろな動物といろいろな時間を過ごしたけれど
犬と他の動物との絶対的な違いは
感情表現の豊かさだと思う…
もちろん
ネコだってその気持ちを大まかに察することはできるし
ハムスターだってフレンドリーな時とそうでない時はなんとなく分かる
子牛と引き離されて叫ぶように鳴く牛の声は
あきらかに「泣き声」だったし
学校で飼っていたウサギも鶏も
何かにおびえているような時はその様子でよくわかった
でも
犬ほど豊かに感情を表出する動物はいない気がする…
あくまでも個人の感想…
もっと深く接したら違うのかもしれないけれど…
実は人間くさい
犬と暮らすと
その表情の豊かさに驚かされ魅了されます
いたずらした時の「しらんぷりかまします」感と
見つかった時の「やってもうた」フェイスは抱腹モノ
笑
カッパを着せられればテンションだだ下がり…
その背中から
「がっくし」という声が聞こえてきそうなほど
笑
うっかりテンの足なんて踏もうものなら
大きな目玉をさらに大きくぐりぐりにして
鼻先をぐいぐいこちらに突き出しながら迫りつつ
『コーギーの抗議』を炸裂します
私の手中におやつがあると分かると
「お手・おかわり・タッチ」をいっぺんにやっちゃって
おやつ欲しさの必死の形相で私の顔をのぞきこんだりします
人間臭いやっちゃな…と
思わず笑えてしまうレベル
笑
犬は笑う
喜び・悲しみ・寂しさ・不安
恐怖を感じている時
幸せを感じている時
ふざけてみたり
すねてみたり
遊んでほしかったり
行かないでと言いたかったり
会えてうれしいと伝えたかったり
犬の顔にはそれが如実に現れる
いや
一緒に暮らしているうちに
犬の表情が読み取れるようになっていくものなのかもしれないとも思います
犬は笑う
「犬は笑う」というと
そんなわけないと言う人もいます
口角があがってそう見えるだけなのかもねと
我が家でもそう話していたこともある
でも
思い返してみれば
先代犬チョビも、実家で飼っていたクロも
「そういうとき」は
みんないい顔で笑っていました
テンもそうです
「そういうとき」には
笑っているとしか思えない
そんな顔をします
先日、我が家の次男坊がヒトトキの帰省をしました
大好きなおにいちゃんと半年ぶりの再開
その喜びを全身にみなぎらせ
しっぽのかわりにおしりをふりふりしながら
何度も何度もお兄ちゃんにぶつかっていくテン
その顔といったら
それはもう…満面の笑顔
笑
確信。
犬は笑います。
飼い主としあわせな時間を共有している、「そういう時」、
犬は最高の笑顔をみせて笑います
今日のいっさつ
表紙にひかれてポチってしまったBRUTUSのバックナンバー
犬と暮らすことで
人生はまちがいなく豊かになる