ブンテン時間はだいたいにしてのんびりしたもんですが
不思議なもので、数組のお客様のご来店が重なる瞬間が稀にあります
…ごくごく稀に…
この日もそんな日でした
ちょうど店長さんが留守の時分
ばたばたと様々なお客様に対応していた時の事
レジ打ちしながら、また新たなお客様の気配…
レジカウンターからひょっこりのぞいたのは
見覚えのある小さなかわいいおかっぱ頭
!(^^)!
なんとも嬉しい「おかえりなさい」のご来店でした
この前出会ったのはいつだっただろう?
カウンターからのぞく目線は
いつぞやから比べればちょびっとずつ高くなっていて…
甲高いかわいい声はそのままながら
姉のHべえの口ぶりは
もうすっかり小学生のそれ
ご家族が島暮らしをしていた頃に生まれた妹Tちゃんも
ブンテンに初めて登場したころのHべえと同じ年に…
足元のサンダルは
Hべえがいつも履いてたヤツだね
島での勤務を終えて本土に帰っていっても
ここが「帰ってくる場所」となっているということ
それを心から嬉しいと思います
ブンテンに登場した時代モノ
こんなものが出てきました…と、届けていただいた黄色い箱
あちこちがへこんでいて
カビなのか、ほこりなのか、汚れなのか
時の流れを感じる謎の箱…
蓋を開けて出てきたものは
ちいさな古いランドセル!!
いや
モノとしては新品…?
昔お店を営んでいらっしゃった方の倉庫に
在庫として眠っていたのだそうで
なんと3500円の値札付き♪
…安っ笑!!…
教科書もA4サイズが当たり前の現在は
ランドセルも「かるすぽ」が主流
ランドセルの、このサイズ感に時代を感じますね~…
教科書も フラットファイルも
「かるーくすぽっと」入るから「かるすぽ」
そういえば
私がA4のフラットファイルを始めて使用したのは
小学校3年生の頃
作文を綴じるために先生が配ってくれたのが最初でした
パンチで穴を開けて綴じていく、という
ただそれだけのシステムなのに
なぜか異様に興奮した記憶あり
笑
しかし
喜んだのはつかの間
このファイルが大きくてランドセルに入らない
( ;∀;)
ランドセルに無理やり押し込められたり
体操服と一緒に手提げに突っ込まれたり
そうこうするうちに
私のフラットファイルは年度末を待たずに
見るも無残なよれよれの姿に…
昔のランドセルは小さかったのです
(; ・`д・´)
しかも
留め具を見て超びっくり!!
なんとなんと
私が使っていたランドセルがこれと全く同じだったのです
( ;∀;)
私が小学校に入る時代には
留め具はマグネット式が主流になっていて
おともだちのランドセルはすべてマグネット式でした
カチっとワンタッチで開閉できるお友達のランドセルが
うらやましくて仕方なかった記憶があります
私のランドセル以外に
この留め具がついたランドセルは初めて出会った!!
笑
当時はすでに「クラリーノ」という人工皮革が普及
軽くて丈夫、雨に濡れても大丈夫♪という、アレ
重さはあまり覚えてないけれど
とにかくみんなのは鮮やかな赤だし
私のとは少し様子が違っていたのはまちがいない
笑
みんなのランドセルがうらやましすぎて
「ランドセル替えっこしようよ」と
ほぼほぼ脅迫する勢いで迫ったことも
笑
ごめんよYしみちゃん
(;・∀・)
当時祖父が営んでいた「いとが衣料品店」は
衣料に限らず様々な雑貨を販売していたようです
『田舎のお店あるある』で
「百貨店」を名乗っていた時代もあるとかないとか…
その名残(売れ残り、ともいう)の商品が
私の小さなランドセルでした
私が小学校に入学する折
祖父が私にくれたのか…
母がそれをくれと言ったのか…
それは定かではありませんが
「いとが」の倉庫にしまい込まれていたランドセルは
私の背中におわれることになったのです
粗雑な私にどんなに乱暴に扱われようと
決して壊れることなく
私の6年間に寄り添ってくれたランドセル
お友達の鮮やかできれいな赤色のランドセルに比べると
なんだか暗めの赤
…まちがいなく「非クラリーノ」 笑…
この古臭い仕様の留め具も残念だったし
ポケットが1段しかないのも悲しかった
でも
今こうしてこのランドセルを見て
おおお~♪♪♪と萌えまくれるのは
きっと
あの子(ランドセル)の記憶があればこそ
フランスではランドセルがとっても人気らしいですね
イカしたパリジェンヌやパリジャンが
ランドセルを担いでおでかけするのだそう
さて
このランドセルも
日の目を見る日が来たりして??
…いや、無いか 笑…
半世紀前のランドセル。
ブンテン店内にひっそりと置いてあります
興味のある方
どうぞ会いにきてやってください
<(_ _)>
・・・・・・・・・・・
久しぶりに会いました
平成4年式のセドリックワゴン♪
乗っていたのは愉快なワカモノ達
この車とほぼ同じ年代なんじゃないかな…
丁寧に使われている古いモノに出会うと
それが流行った時代の気配や使う人のこだわりが伝わってきて
じんじんします