下西の一角に炉端焼きスタイルのお店「炙り平さん」がオープンしたのは
かれこれ10年ほども前になるでしょうか
掘りごたつ式になった囲炉裏を囲み
それぞれが新鮮な魚介を自分で炙って食べるスタイルの小さなお店。
考えてみればそれはいかにも隠岐っぽいんだけれど
これがまた他にはあまりないスタイル。
しかも安くておいしい、と、大人気を博したお店でした
それが諸事情で一時閉店
「改めてまたきっとオープンします」という店長さんの言葉を信じ
ひたすら待ったこの数年
ついについに
炙り平さん、この3月にリニューアルオープン
( *´艸`)
行きたいね~、行こうよ、と言いつつのふた月ほど。
予約の都合とこちらの事情がかみあわず
なかなか足が向きませんでしたがついにすべてがかみ合った♪
はやる気持ちをおさえつつ
ブンテンに集合したみなさんとともに
「炙り平さん」に向け、歩いて出発~♪
夕ぐれがせまる町並みを眺めつつ
白桃薄紅の3色のツツジが盛り上がるように咲くカッパ公園を抜けていきます。
ねぐらに帰る鵜の鳴き声を聞きながら八尾川沿いを歩くのもまたおつなもの。
…お散歩気分で炙り平さんを目指す謎の一団と化す…
そんなこんなで
ブンテンからだと15分も歩くと到着です
道路の事情で元の場所からすこ~し移動
装いも新たになった「炙り平さん」。
でも、変わらずこの看板がお出迎えしてくれました♪
歩いて15分で行ける場所に平さんがある幸せ。
この15分のおかげで
最初の1杯のビールのおいしさマシマシ♪
戦々恐々のビールじゃんけんをする必要もナシ♪
広めにとられた間隔と個々で炙るスタイルと
それから煙を吸気してくれるダクトも真上にあって
コロナ禍の中で楽しむにはなかなかいい形なのかもしれない!と勝手に納得
笑
何はともあれ…
理由は特にないけれど…
久しぶりの「平さん」に乾杯♪
あとはもう
ひたすら炙って食べるに徹します
…合間にもちろん呑む…
今日の「魚」はピッカピカのカマスのひらき。
いい塩加減のエビは焼くと殻もパリパリ!!
バターがのったホタテはちょろっとお醤油をたらして…
フグの天ぷらとつくねの揚げ物も絶品!
サラダに添えられたマリネはなんとタケノコ!!
アツアツのココットもおいしかったな~♪
今日の釜めしは「アサリ」
いい時間に火をつけると30分ほどで炊きあがります
食べきれない方はパックでのお持ち帰りもできるのだそう
シメのデザートは濃厚なプリン
( *´艸`)
これ以外にも3種のお肉の串とコーンもあった!!
目の前でジュウジュウと焼けていく食材は
見た目はもちろんその音と香りでもって食欲を刺激しまくります
愉快な面々とともに
そうして自分の食材をやきあげてハフハフ言いつつ食べるということ。
これはもう絶対人間の本能に火をつけるヤツ。
最高に楽しくてハッピーな気分になりますね
…ビールのせいも若干あるけれど…
MYトングで自分の前の網で焼く
炭火マジックで
どの食材も最高においしく頂けます♪
焼きながら、食べながら、「おいしい」を堪能しながら
ふと思い出したのは
ここをオープンするにあたりご主人が語っていらっしゃったこと。
隠岐ではこんなにおいしい食材がとれるのに
実は島民の口には入らず、他地域に流れていくという現実がある。
それが常々残念でならず
隠岐の食材(特にバイ)のおいしさとその魅力を
島の方にこそもっと知ってもらいたかったから
脱サラしてのチャレンジを決めたのだ、と。
その思いの強さと行動力は、見事な直球でズドンと心に響きました
その後ここでおいしい炙りと楽しい時間を味わうたびに
それは必ずふわりと胸の奥からうかびあがってきたものです
そして
数年ぶりのこの日もやっぱりそうでした。
リニューアルということで
こじんまりとした「小屋構え」の雰囲気は残しつつ
外観も内装も美しく生まれ変わっていた平さん。
内容やお値段は若干の見直しがあったようですが
丁寧な対応もお料理のおいしさもちっとも変わることなく
これぞ「うまいもんか屋」。
おいしく、楽しく、炉端で炙りを楽しみながら
この日もあの日のご主人のことばが蘇ってきて
なんだか無性に、ヘイさんありがとうございます!と
言いたくなっちゃいましたよ
こんなお店が地域にあるって、嬉しいことだなーと
しみじみと思いました
(しかも歩いて行けるってサイコウ!!!)
私達も待ちわびていた
炙り平さんのリニューアルオープン
満腹♪満足♪
そんな夜でした
おまけフォト
一緒に炙った仲間が「そうだ」と取り出してみせてくれた
「つながり会員会員証」
登録してくれていたんだな~!と感激!!
実物を見るのは私は初めてだったので
ちょっと盛り上がってしまいました
こちらは裏面♪
QRコードの真ん中には
なんとロウソク島!!
会員NO.23。
今は何番くらいになっているんでしょうか