たかだか二分の一世紀程度ではありますが
私の人生の中で一番慌ただしく落ち着かない
そんな「はる」の始まりを過ごしています
「戦後最大の危機」と
国連事務総長が発言するほどの今回の事象だもの
小さなこの国もこの島も
ついでに人生の節目を迎えたヒトがいる我が家も
もちろん京見屋分店も
大きな不安の渦巻きの中に巻き込まれたかのような気持ちでいます
今までそこにあるのが当たり前だった
「ふつうのくらし」がいかにありがたいものだったか
今更に思います
ただ
縮こまってばかりいるわけにはいきませんしね
そうしたくもないですしね
小さなことでいい
一日いっこでもいい
ささやかな癒しと楽しみを大切にしながら
日々をくらそうと思います
いろんな春
テンのおさんぽ中に見つけた「春」
天日干しにされたワカメ少々
笑
島のあちこちで軒先などにぶらさがるわかめに出会います
こうして乾燥させ
保存しておくのだそう
春の嵐が吹き荒れる頃西町を歩くと
どこからかふわりと潮の香りが漂うことがある
正体はたいがい、この子たちなのです
笑
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サムライくんがみつけた「はる」
森の中でひっそりと咲くミツマタの花
群生地があるのだそうです
最近SNS上でもよく見かけるな…
そういえば
今年も大津久のカタクリ群生地では
カタクリが見事に咲いていたのだそう
この季節の隠岐は
まさに『絵の島、花の島』です
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我が家に届いた「はる」
ぴかぴかで
まるまるとして
ふわりと甘い香りが漂って…
白いイチゴも入っていて
それはもう
おもちゃの宝石箱のようなかわいらしさ
食べるのがもったいないくらいだったけれど
家族みんなで食べました
ぷちっとして
じゅわっとして
口の中がしあわせでいっぱいになる
そんないちごでした
そういえば
Nちゃんっていちごみたいな子だったなと…
これをくれたNちゃんを思いながら
ぴかぴかのいちごをほおばりました
口の中はあまくておいしくてしあわせいっぱいなのに
心の奥は寂しさでしゅんとなった…
そんないちごでした
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八尾川沿いの「はる」
八尾川沿いの桜がほどなく満開を迎えます
西郷中学校と西郷南中学校の子どもたちが植樹したこの桜
毎年春になると
八尾川沿いを2色に彩ります
この季節
車で走りながらこの川沿いに出ると
ついついストップして見入ってしまうのです
私のお気に入りの「はる」の景色です
はるか向こうには
島の最高峰大満寺山
この川のはじまりはあの山のてっぺんです
ちょろちょろと
ざあざあと
ゆうゆうと
西郷湾に向かって流れてゆきます
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アバレンボウくんがみつけた「はる」
暮れ行く空と、咲き誇る桜
同じ場所でも同じ桜でも
明日はまた違う表情なのでしょう
今しかない、景色