世間桜2022と元屋の郷の花めぐり

昨日は一気に気温が上がり、隠岐の島でも20度越え!!
ついこないだまでセーターを着て笑われていた私も
一気にTシャツ姿になりました


いや、ほんと暑かった!!!

その気温のせいで「下界」のサクラも一気に散ってしまいましたね

車で走っていても
そこかしこでチラチラと舞う花吹雪が目に入ってきます


ただ
元屋の山の上にある「世間桜」は
今週いっぱいはまだ楽しむことができそうだということでした



・・・・・・・




我が家は、先週の木曜日にエクストリームな朝、決行!!
早朝、テンテンのお散歩がてら、世間桜に会いに出かけてきました

ただし
元屋の山に登ったのは店長さんとお友達Mさんのみ。


おと年ここに登ってダニだらけになるという事態に陥ったテンテンと
身体のあちこち現在ポンコツ状態の私は
下界散策コースを選択してここでおわかれです


残念無念だがいたしかたなし
世間桜チームをここでお見送りです

「いってらっしゃ~い」

・・・・・・・


早朝6時の元屋の郷は山に囲まれたちいさな盆地になっていて
空は明るいものの朝陽はまだ差し込まず
春らしいひんやりとした空気が満ちて、なんともすがすがしい♪


元屋川沿いの開けた土地には
田植え待ちの田圃が拡がっていて
そこに色を添えるようにして
そこかしこに桜や木蓮、庭先に植えられた花々が目立ちます


みなさん早起きして畑仕事かと思いきや
この時期はまだそうでもないのですね


ヒトにも、車にも、猫にすら会いませんでした

畑の一角につくられたお花畑

チューリップに、ムスカリ
すっと花首がのびているのはアネモネかな?
畑作業の合間にもこうして花を愛でる。

暮らしを楽しんでいらっしゃるんですね
通りの角っこに立つレンギョウ
きっぱりとした黄色い花が
モリモリと咲いていました

川沿いには今が盛りと咲く桜並木
とってもきれいだったから記念にイチマイ

「マテ」をくらったテンテン
少々不服で退屈で
ついつい大きなあくびがひとつ
川沿いでカラスに遭遇!!
カラスに出会うと追いかけることに決めているテンテン

フガフガと鼻息荒く威嚇中

…カラスはちっともビビッてない…
桜の向こうに大きな柳が見えたから
そこまで歩いて行ってみました

護岸のセメントに幹が食い込むようにしてなお
凛々しく立って枝を伸ばす柳の樹

いったいいつからここに立っているのだろう


そういえば
中村小学校で最後に担任させてもらったMくんNくんと
ここで写真を撮ったなー!!と、懐かしい記憶が蘇りました
桜並木をたどっていくと
懐かしの元屋の集会所に到着

山や建物に響くせいなのか
私のまわりぐるりと360度から
いろんな小鳥の声が
まるですぐそこにいるかのように聞こえてきます

そんな小鳥の鳴き声に囲まれつつ
美しい桜の下を歩く

なんだか桃源郷のようでした



ちょっと花の色が濃い枝垂れ桜も咲いていました

また写真!?と思い切り不服顔のテンテン


そうしているうちに
垂れている花に目がいって…
やっぱりね


「ごちそうさま」

元屋の花めぐりをしているうちに
朝のチャイムが鳴りました

このチャイムが世間桜チームの下山開始の合図です

私達もそろそろぼちぼち集合場所へと向かいました

花めぐりのスタートの頃には
まだお出ましではなかったおてんとうさまも
ようやく山入端から顔を出し
元屋の郷にも朝陽が差しました

里の表情も雰囲気も、それで一気に変わるのですね


朝陽を浴びた桜並木も輝くようにみえました



世間桜チームと合流♪

おとうちゃんをみつけて
嬉しそうに走っていきました

我が家のエクストリームな朝はこれにて終了

今回、私は登れなくて残念だったものの…

小鳥の声が響く中
どこを見ても春の花が満開にあった元屋の郷。

中村小学校にお勤めした時代の思い出も重なって
とってもいい時間を過ごしました


いいところだなーと
改めて、しみじみと、思いました





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この日の世間桜は
樹高15mほどの男桜がほぼ満開

右上に立つのが男桜

樹高13mの女桜は
7部咲といったところだったのだそう

その翌日にはかなり先具合が進んだそうなので
私達はちょっと「はやいき」だったのかもしれませんね

「はやいき」
隠岐弁で「気が早い」という意味

薄桃色の花が咲く女桜

来年は私も会いに行きたいと思う

2件のコメント

  1. 隠岐を離れて69年、懐かしい故郷の季節の移ろいを、写真とともに素晴らしい文章で書かれているのを見せていただいております。ありがとうございます。

    1. Hegeさま
      この西町通りも、ここ2日ほどの寒の戻りで八幡さんから舞い落ちてくる花吹雪が楽しめました
      コロナ禍の中、思うようにはいかないことが多いけれど
      変わらずそこにある自然の営みのおかげで力をもらうことも多い今日この頃です
      島のサクラは今年も爛漫と咲き誇っておりました!
      隠岐を離れられた方にとって、春の島の美しさは郷愁を誘うものであることでしょう

      いつもここをご覧になってくださりありがとうございます
      また島の景色をお届けできたらと思っております

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