「ゴレエになりまして」
「祭りになりまして」
久しぶりに、このご挨拶が響いた隠岐の島♪
3年ぶりに、下西の玉若酢命神社の大祭「御霊会風流」が執り行われました
この日の目覚めは、カポッ、カポッ、カポッというリズミカルな音で…
これはまさしく禊に向かう神馬の足音!!
祭の朝は、馬も馬付きさんも海で身を清めてから
祭に向かわれるのです
寝ている部屋の、ちょうど真下を通っていかれるので
いい具合に音が響いて目覚ましがわりに
(^^♪
神馬の足音が目覚めるなんて、なんといい朝♪
…御霊会風流…
武良祭風流、水若酢神社祭礼風流と並び島後の三大祭りの一つ
かつては島内48地区から神々が玉若酢命神社に参集されたが
現在は八地区の神が玉若酢命神社に参集するとされる
当日は朝から様々な神事が行われるが
なんといっても一番の盛り上がりは馬入れ神事
大太鼓の合図が鳴るやいなや
八頭の神馬が馬付きと呼ばれる男衆とともに
一気に参道を駆け上がる様は迫力があり圧巻
馬を使う民俗行事の中ではその勇壮さにおいて類例が少なく
昭和40年に無形民俗文化財として島根県の指定を受けている
~過去のちらし参照~
3年ぶり、しかも、日曜日の開催、とあって
この数日はどこへ行っても『御霊会風流』の話題でもちきり♪
この前日は島のホットスポット、DJバーユラユラの11周年を祝おうと
島内外あっちこっちからユラユラ民が島に集結!!
…我が息子もね…
ブンテンにも、懐かしの面々が大集合♪
ユラユラ的同窓会に、3年ぶりの御霊会風流
2つのお楽しみでワクワクのソワソワのブンテンでした
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6月5日の西町の朝はやっぱりにぎやか♪
10時を過ぎる頃になると、観光の方やご近所さん、
それに、前日の酔いを若干身にまとったユラユラ民が
ブンテン前にも徐々に集まり出し、それぞれの御霊会談義。
我らが西町の八幡さんからも神様をおのせした西郷馬が総社に向かうので
祭に関わるみなさん、馬のお世話をしてきたみなさん、
それぞれに思いひとしおのご様子で
今か、今か、と、神馬の登場を待っていらっしゃいました
もちろん、玉若酢神社の境内を人馬一体となってかけあがる
馬入れ神事のあの迫力には及びませんが
鼻息荒く、いきりたつ馬と…
掛け声をあげ、馬にぶら下がるようにして走る馬付きと…
迫力満点のその光景を
すぐ間近でみることができる朝の西町は
知る人ぞ知る
御霊会風流の日のひとつのビューポイントなのです
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そして、この通りの見どころは
「西郷馬」に会えること以外にももうひとつ。
大久、飯田、東郷から神様をお連れするお役目を仰せつかった
東三匹と呼ばれる神馬の通り道でもあるということ♪
大久、飯田、そして東郷、の東三匹
地区の神様をおつれしてそれぞれの地を出立し、西町を通って下西へ向かいます
途中、毛利酒店さんでお神酒のおふるまいを受けた三頭の神馬は
その後、ブンテン前から池田自転車店のほうにむけて
馬付きさんとともにこの通りを駆け抜けるのです
東三匹が通過していった後に
いよいよ我らが西郷馬のおでましとなります
神馬としてのデビュー戦だという今年の西郷馬は
体躯もよく、毛並みもビロードの如く艶やかでなんとも美しい♪
走る姿もさぞや、と、楽しみだったのですが…
ご近所さんのことばを借りると
『がいに、荒けちょる』状態だったのだそうで
一番の見物、神社前の路地での最後のひとっぱしりは断念となりました
若手も加わって更に頼もしくなった西町の馬付き衆とともに
「神馬2年目」の西郷馬がこの通りで疾走する姿を見せてくれること…
また来年のお楽しみですね♪
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3年ぶりの御霊会風流
西町通りの6月5日の朝
通りには、たくさんの人の姿があふれました
楽しそうな声も、声援も、時には怒号も飛び交って
なんだかコロナ禍のこの2年を取り戻すかのようでもありました
人との距離をいつも気にして、会話をするのも気がひけた…
そんなことが嘘だったみたいに
馬を見ようと右往左往しながら
おしあいへしあい
自分の場所を確保する
隣り合った人たちといつの間にか会話が始まったりもする
…時には怒られたりもする 笑…
知っている人だとか、知らない人だとか、
そんなことおかまいなし
あの場の空気感を共有したものがもつ、不思議な一体感
祭の日ならではの…
それを久しぶりに味わいました
(^^♪
いいもんだな~と、心から。
隠岐の島はやっぱりこうじゃないと。と、とも…
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来年の6月5日の朝も
『ゴレエになりまして』という挨拶が飛び交う西町でありますように…