「生はばのり」初体験!!


最近、「はばのり」の話題で持ちきりです
…私の周辺限定です…

冬になると、食べたくなるよねえ!
あれって、岩ノリの仲間?
いや、わかめに近い?
若芽と海苔が混ざってる系??
最近岩場で生えてるとこ見たよ
炙って、もんで、こなごなにして
お醤油にひたしてからご飯にかけるとうまいねえ!


という、具合。

とにかく、白ご飯とお醤油とのコラボが絶妙!!
これがあったらご飯がいくらでも食べられてしまって困るくらいに
(^^ゞ

先日も、志母さんが訪問販売に来てくださった折
乾燥した「はばのり」をゲット♪

志母さんの「はばのり」は1枚がぶ厚くて食べ応えがあります
3枚入りで1200円とはかなり良心的なお値段ですよね
…本土では1枚あたり1000円近くするらしい…

この「はばのり」
私が生まれ育った出雲では「かしかめ」と呼んでいました

なにせ、出雲弁王国の大社なので
私の周りの大人たちは「かすかめ」と発音。
なので私の中では「かすかめ」が正式名称だと思っていたし
その音ゆえに「わかめのかす」という認識でしたね
(^^ゞ
…なんたる認識の誤り…

食べ方は基本隠岐と同じ。
乾燥させたものを炙って食べるのですが
そういえば…
我が家の堀りこたつの櫓と布団の間には
新聞紙にはさんだ板ワカメだとか「かすかめ」だとかが挟んであった記憶があります

新聞紙にはさみこんだ板わかめや「かすかめ」を
頃合を見て新聞紙ごともみこんで粉々にし
お醤油を垂らしてご飯にかけて食べるのです
板ワカメはそのままパリパリ食べてもむっちゃおいしい♪

電器のこたつと違って
掘りごたつは家族が寝静まったあとも
ほっこりとした熱が長らく残るもの…
「かすかめ」や「わかめ」を乾燥させるだけでなく
翌朝履く靴下なんかも寝る前に櫓の上に…

寒さに身が縮こまるような冬の朝
夕べ櫓の上に仕込んだ靴下が
まだほんわりとぬくもっていたりすることもある。
そうした日はほくほくとして嬉しかった。

掘りごたつのある暮らし、懐かしいな~…

あ。
ちょっと話が逸れましたね
話を「かすかめ」、いや、「はばのり」に戻します


「はばのり」は乾燥したものしか知らなかったのですが
あんき市場に「生はば」が売られていることがある、と
先日、ミズマックスが教えてくれました

あんき市場 のホームぺージやSNSでは
旬の情報も発信されていますよ♪

あんき市場Instagram

それを聞いた日にお散歩で出会ったワン友達に話したところ
「生はば」は隠岐では割とポピュラーであることが判明!
…30年も暮らしているのに、知らなかった!!…

いろんなお料理に使うのだそうですが
中でも「はばの炊き込みご飯」が絶品、と。

むむむ
大の米好き。海藻好き。
そんな私としてはこれは絶対試したい。

というわけで
「生はば」販売情報を探していたところ
これまたミズマックスのおかげで、運よく「生はばのり」をゲット!!

あんき市場で販売されている産直品には
生産・出品者の名前が記載されています

このお名前を見ると、作った方の顔や思いが感じられる気がしますね

さて。
初対面の、「生のはばのり」…

想像とは全く違うものであることに、ちょっとびっくり
(;´・ω・)

岩ノリのようにふにゃふにゃした細くて柔らかな海藻をイメージしていたけれど
幅もあり身も厚い。
見た目も触感も、細くて柔らかな昆布、というイメージです。

「ぜひ炊いてみて!うまいから!!」と
Nちゃんがゲキオシするはばのりの炊き込みご飯を炊いてみました

さすがのクックパッドにも
はばのりご飯のレシピは上がってなかった…

というわけで
ブンテンお得意の、超適当クッキングです


洗って浸水させたお米に調味料とだし昆布を入れる。
この日はサザエご飯を炊く時よりも、ちょい薄味。と、そのくらいの味つけで…
そして
だし昆布と2~3㎝にザクザク切ったはばのりを入れて炊いてみました

待つこと1時間弱。

炊きあがったよ、と知らせる炊飯器の蓋を開けてみれば…

なんということでしょう!!

はばノリのジャングルみたいになってた
( ゚Д゚)

どんな状態が「はば海苔ごはん」の最適なのかが分からない私。
このもさもさジャングルが果たしてどうなるのか、と
若干の不安を胸にとりあえず混ぜ混ぜしてみたところ
はばのりジャングルも、なんとはなしにこなれてききたので
ちょっと胸撫でおろすの巻

にんじんだとか、油揚げだとか
五目御飯風に他の具材を入れてもおいしいのだそうですが
「はばのり」だけで炊き込むと
磯の香りと海藻独特の風味がしっかり感じられて
とってもおいしかった!!

「生のはばのり」を使った「はばの炊き込みごはん」

はばのりの旬は晩秋から冬なのだそうですので
そろそろ終わりかな
またいつか、あんき市場で出会えたら
「はばの炊き込みごはん」やってみようと思います

はばのり

漢字で書くと「羽葉苔」
海底で見ると鳥の羽のような状態であることが
その語源なんだそうです


「はばノリ」と言うからには海苔の仲間だと思っていたけれど
実は昆布の仲間なんですね、これまたびっくり。


関東の方では「幅をきかす」といった言葉にかけて
縁起がいい食べ物とされ
新春に食べるお雑煮や七草粥などに使うのだそう

食べ方としては乾燥させて炙るのが主流。
生で食べるのはめずらしいみたいですね


島根では養殖の研究もされているのだそう
最近、はばノリに出会う機会も減ったなあと感じていたので
その研究が進むことに期待…



おまけフォト

ブンテンにいつもいろんな情報をもたらしてくれるTくん
テンテンのことをいつもかわいがってくれます
この日もテンテンの顔をのぞきこみながら、ぶつぶつと…

テンテンかわいいねえ
いつ見てもかわいいねえ
このゴムパッキンみたいな口元もかわいいねえ

ん?
ゴムパッキンって、なに??

Tくんによると、テンテンの唇のはしっこ
いわゆる「口角」のところがゴムパッキンに見えるのだそう


言い得て妙!!


ちなみにこのゴムパッキン
どうやらゆるいらしく…よくよだれが漏れてきます

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